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アジェンダ 未来への課題 第79号
「公教育」をどうするか
発行:アジェンダ・プロジェクト
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ6mm
重さ 143g
96ページ
定価
600円+税
- 初版年月日
- 2022年12月15日
- 書店発売日
- 2022年12月16日
- 登録日
- 2022年10月19日
- 最終更新日
- 2022年12月6日
紹介
学校をはじめとする「公教育」の現場は近年、大きな変化を余儀なくされています。社会全体に広がった新自由主義的施策に加えてコロナ禍の影響は非常に大きく、例えば前倒しで実施された「GIGAスクール構想」への対応において教育産業がどんどん現場に入り込み、「公教育の市場化」が急速に進んでいます。さらに「個別最適化された学び」が強調される中で「自己責任論」や「教育投資論」が強化され、学校現場での「分断と排除」も広がっています。しかし、これに対処する教員は、コロナ禍でこれまで以上に過労死ラインを優に超える多忙を極め、どこも深刻な人手不足が常態化しています。今号では、こうした学校教育の現場の状況の変遷を改めて検証しながら、こうなってしまった原因を探り、すべての子どもに平等に保障されるべき「公教育」に求められているものは何か、それを達成するために必要なものは何かを考えます。
目次
インタビュー 児美川孝一郎さん「市場ベースではない形の多様性こそが対抗軸」;桜井智恵子「子どもの『ニーズ解釈の政治』」;西嶋保子「公立学校教職員の現状」;インタビュー 小鍛冶啓さん(京都府教職員組合執行委員長);インタビュー 伊賀正浩さん(小学校教員);杉田真衣「教師は貧困問題にどう取り組んできたか」;<連載>康玲子 時代の曲がり角で「性教育、この大切なもの」;大橋さゆり「外国人労働者家庭の子どもと教育のこと」;青柳純一「岸ー安倍三代と統一教会」60年史;農ある暮らしの作り方;<グラビア>「対決より対話こそ 日米共同統合演習キーン・ソード23~台湾・中国にもっとも近い与那国島から」
上記内容は本書刊行時のものです。