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北の鉄路
風景の中の蒸気機関車
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年7月15日
- 書店発売日
- 2022年7月5日
- 登録日
- 2022年5月20日
- 最終更新日
- 2022年10月4日
紹介
無骨にして勇壮―
時代を繋ぐSLの魅力をご堪能あれ
北海道から東北地方で活躍してきた蒸気機関車を
メインにまとめた、心の琴線に触れる写真集
50年前より撮りためてきた写真の数々。
蒸気を巻き上げ疾駆する姿は、いつの世も人々を魅了してきた。
時代の変遷と共に消えつつある蒸気機関車の雄姿がここに蘇る。
目次
函館本線
函館
小樽
美唄 三菱鉱業美唄鉄道
神居古潭
丸瀬布 石北本線
常紋信号所
美幌
網走
室蘭本線
小幌
礼文 礼文華海岸
白老
沼の端
栗丘
奥羽本線
青森・津軽新城
陣馬 矢立峠越え
花輪線 龍が森越え
陸羽東線 鳴子・中山平・堺田
砂越・北余目 最上川
磐越東線 川前・平機関区
風景の中の蒸気機関車
前書きなど
はじめに
小学5年の時に父が中古の2眼レフカメラを買ってくれたことが、写真撮影を始めたきっかけである。
蒸気機関車との最初の出会いは1963年7月、岩手県花輪線大更駅に停まっていた8620型SLだった。その後千葉市幕張に住むことになり日々近くの総武線を走るSLを本格的に撮り始めた。一方で国鉄の無煙化も急速に進みはじめ、地図を見ながら時刻表を片手に撮影計画をしては各地に出かけた。ある写真家が「心に感じながら被写体に向き合い、その写真を見る人の心に響くものがあったら嬉しい」と述べた言葉に感じるものがあり、自らも心掛け、個人用の名刺にも「写心家」と記載し、風景の中を走るSLを追いかけてきた。
その後蒸気機関車も姿を消し、撮った写真は段ボールに詰め込んだまま半世紀が過ぎ、改めて整理と纏めに取り組む中でこれを写真集にしてみたいと考え、柏艪舎の協力を得て形にすることが出来た。
2022年6月1日
上記内容は本書刊行時のものです。