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日韓関係の危機をどう乗り越えるか?
植民地支配責任のとりかた
発行:アジェンダ・プロジェクト
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ5mm
重さ 133g
70ページ
定価
600円+税
- 初版年月日
- 2021年4月25日
- 書店発売日
- 2021年5月10日
- 登録日
- 2021年3月31日
- 最終更新日
- 2021年4月22日
紹介
今、日本国内では、2018年の韓国大法院の判決以降、植民地期の徴用工や「慰安婦」制度被害者への賠償の問題をめぐって、1965年の日韓請求権協定の文言にのみ問題を矮小化し、「韓国の国際法違反」を批判する言説がまかりとおっている。日韓両政府の対立が深まる中、まるで被害加害関係が逆転したかのような歪な現状に対して、1910年の「韓国併合条約」や、安重根裁判の管轄権の正当性・合法性にかかわる1905年の「保護条約」に著者は着目。国際法を含めた長年の研究により、この「保護条約」が存在しなかったことを明らかにした。本書では、日本社会に広く問題提起すべく、この事実についてわかりやすく解説している。「最悪」とも評される今日の日韓関係の改善のためには、韓国大法院判決が示した日本の朝鮮植民地支配の「不法性」の問題に、日本政府と日本の社会が真摯に向き合うことが不可欠なことを明らかにしている。
目次
はじめに/第1章 日韓関係の危機の真因 /第2章 植民地支配責任とは?/第3章 言葉の魔法?/第4章 植民地支配が「不法」なワケ /第5章 記録(記憶)が消えて行く /第6章 過去を未来につなぐには /あとがき・資料
上記内容は本書刊行時のものです。