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木箱の中は
発行:風詠社
四六判
縦195mm
横135mm
厚さ16mm
重さ 290g
158ページ
定価
1,200円+税
- 初版年月日
- 2020年6月23日
- 書店発売日
- 2020年7月7日
- 登録日
- 2020年6月24日
- 最終更新日
- 2020年6月25日
紹介
初老の男・鬼塚は年齢のためか、未来に望みを見付けない。過ぎ去った昔に出会った人と自分との関係を何度も思い出す。そのような人々について、懇意にしている僧の能力により魂や姿を木箱に収め、眼前に蘇らせることが出来ると言う。ある日、鬼塚は喫茶ラウンジで偶然知り合った男・中峯に木箱を見せながら、思い出深い人物9人との出来事や木箱の扱いなどを悲喜こもごもに語る。その語りに中塚は引き込まれ、ひとりの老いた男性が心の中に大切にしている思い出の深さを感じ取る。
目次
中峯純二、鬼塚?一郎を知る/不思議な女の子/小学校高学年の頃/鬼塚の交遊と職業/思い出深い中学二年生時の学級担任/果たして親しい女友達だったのだろうか/職場での悪戦の日々/鬼塚、新しい職務を与えられる/新人を装う同僚/勤務時間に反対運動する二人/鬼塚との出会いに望みを託す中峯純二/終章〈ほらほら、これが私を高めてくれた人だよ〉
上記内容は本書刊行時のものです。