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はじまりは、いつも楽しい
デザイナー・彫刻家 五十嵐威暢のつくる日々
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2018年10月5日
- 書店発売日
- 2018年10月12日
- 登録日
- 2018年9月27日
- 最終更新日
- 2020年5月8日
紹介
日本が誇る世界的デザイナーであり彫刻家の五十嵐威暢(たけのぶ)氏が語る、仕事の流儀。
「アートは人を作る」それを僕は伝えたい。
サントリーや王子製紙など、様々な大企業のシンボルデザインを手がけ、世界的に名の知れた
デザイナー・彫刻家の五十嵐威暢氏が、創ることの喜びと苦しみを通じて到達した境地。
彼の思いは、後進へのエールにとどまらず、人が生きて行く上で大切なことを教えてくれるだろう。
目次
第一章 動いて、会って、切りひらく
いまも変わらぬあそび場、太郎吉蔵
滝川で走りまわった創意工夫の少年時代
高校再受験、デザインとの出会い
UCLA留学、勘違いの専攻選択 恩師ジョンとミツ、イームズ夫妻
男二人、オンボロ車で全米ドライブ ジョージ・ケペッシュを訪問
フレデリック・R・ワイズマンとウォーホル
大学閉鎖で起業、解散の急展開
「ないものはない」駆け出し時代
新しい道具ドラフターでアクソメに開眼
時の才能が集結、讃美ヶ丘コミュニティ
東京デザイナーズスペース
背水の陣で挑んだ初個展
動いて、会って、切りひらく
五年越しの誘い、UCLA講師時代
仕事のインフラを整備する
サントリーホールのロゴ「響」
夢の一大事業「アウン」プロジェクト
もし、リチャード・マイヤーと
第二章 子どものようにつくる
デザインは成長する
「あと十年」グリーンカードを取得
「骨組みづくり」に魅せられて
日産インフィニティのブロンズ彫刻
決意の永住、大きすぎたマイホーム
本物のアーティスト、大平實の手ほどき
故郷、北海道に呼ばれて
JRタワーのロゴと星の大時計
生まれ故郷が待っていてくれた
アートができるのは「ひとづくり」
子どものようにつくる
秋谷が生んだ「こもれび」シリーズ
両親からゆずりうけたもの
あとがき
前書きなど
あとがき
はじまりが楽しいと、いい終わりが約束されます。だから、はじまりを楽しくし
なければなりません。楽しくない仕事なら、楽しくする工夫を見つけることです。
それにはいままでにない挑戦が求められます。その挑戦を、楽しむことからはじ
めてはどうでしょう。そうすれば、あなたはすでに楽しいはじまりの中にいるは
ずです。
目的を明快にし、目的を実現するために戦略を立て、目的に向かって努力する。
夢の実現の方法は、これしかありません。夢を実現したら、次の夢に向かいます。
退屈するひまがなく、いつも楽しく充実した人生が広がります。
このことを若いひとに伝えたくて、この本をつくりました。
最後に、ぼくの「はじまりを楽しくするアイデア」をご紹介します。
場所や環境を変える
道具や材料、いつもの手順を変える
新しい道具を発明する
分野やテーマを変える
相手を変える
ひとと違うことを意識的に取り入れる
避けてきたことに立ち向かう
会ったことのないひとに会う
時間の使い方を変える
時間とともに変化する
情報を料理する
――アイデアは山ほどある。はじまりは、いつも楽しい。
この本の実現のために、多くの友人のお世話になりました。あきらめずにさまざ
まな後押しをしてくれたデザイナー・プロデューサーの山岸正美さん、札幌のリ
タルコーヒーでぼくの話を何度も忍耐強く聞いてくれたライター・編集者の佐藤
優子さん、限られた時間の中で美しい本にデザインしてくれたグラフィックデザ
イナーの森治樹さん、心から御礼申し上げます。
二〇一八年夏 五十嵐 威暢
上記内容は本書刊行時のものです。