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心の王者
太宰治随想集
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年5月
- 書店発売日
- 2018年5月25日
- 登録日
- 2018年5月8日
- 最終更新日
- 2018年6月19日
紹介
太宰治没後70年。
表題作「心の王者」のほか、「如是我聞」「もの思う葦」など
太宰治の全随想、序文・跋文124編を収めた初の随想集。
目次
Ⅰ
田舎者 11
魚服記に就て 12
川端康成へ 13
作者の言分 17
(『ダス・ゲマイネ』の作者/太宰治)
作者の言分 18
(『地球図』の作者/太宰治)
人物に就いて 19
古典竜頭蛇尾 22
悶悶日記 27
走ラヌ名馬 32
先生三人 34
春夫と旅行できなかった話 36
音に就いて 37
檀君の近業について 40
思案の敗北 41
こわい顔して―創作余談― 47
他人に語る 50
一日の労苦 52
多頭蛇哲学 57
答案落第 61
緒方氏を殺した者 65
一歩前進二歩退却 67
富士に就いて 69
校長三代 71
女人創造 74
むかしの亡者 77
九月十月十一月 78
当選の日 84
正直ノオト 91
読者に 94
春昼 95
ラロシフコー 97
「人間キリスト記」その他 99
市井喧争 102
困惑の弁 105
心の王者 111
このごろ 115
金木の旧正月 121
鬱屈禍 122
酒ぎらい 125
知らない人 134
無趣味 140
作家の像 141
諸君の位置 147
義務 150
三月三十日 153
大恩は語らず 156
自信の無さ 160
「武技」よりも「芸技」 162
…十四日目の印象…
蒼穹答えず 164
六月十九日 166
貪婪禍 168
「女の決闘」その他 171
浪漫万歳 175
パウロの混乱 177
文盲自嘲 180
独語いっ時 182
弱者の糧 186
男女川と羽左 189
五所川原 191
青森 193
容貌 195
「晩年」と「女生徒」 197
私の著作集 199
世界的 200
私信 202
或る忠告 204
日記抄 206
食通 207
一問一答 208
無題 211
炎天汗談 212
小照 215
天狗 217
わが愛好する言葉 224
金銭の話 225
無題 229
横綱 230
革財布 231
「惜別」の意図 235
芸術ぎらい 239
郷愁 243
純真 246
一つの約束 247
日本文学の伝統に根ざすもの 249
春 251
返事 253
津軽地方とチェーホフ 258
政治家と家庭 262
海 263
同じ星 265
新しい形の個人主義 267
織田君の死 268
無題 270
文学の曠野に 271
小志 278
かくめい 279
小説の面白さ 280
徒党について 282
黒石の人たち 285
Ⅱ
「地球図」序 289
『思い出』序 290
田中君に就いて 293
―田中英光著『オリムポスの果実』序
犯しもせぬ罪を 295
―宮崎讓詩集『竹槍隊』序
『東京八景』あとがき 297
『風の便り』あとがき 298
『老ハイデルベルヒ』序 299
『女性』あとがき 301
『富嶽百景』序 302
櫻岡孝治著『馬来の日記』序 303
『新釈諸国噺』凡例 305
『玩具』あとがき 308
『猿面冠者』あとがき 310
『姥捨』あとがき 311
『パンドラの匣』あとがき 312
『ろまん燈籠』序 313
『女神』あとがき 314
村上芳雄著『洋燈』序 315
『井伏鱒二選集』後記 317
豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説 335
やわらかな孤独 338
―宇留野元一作「樹海」について
「グッド・バイ」作者の言葉 339
Ⅲ
もの思う葦 343
碧眼托鉢 385
如是我聞 397
太宰治 年譜 434
版元から一言
太宰治没後70年。太宰治の全随想、序文・跋文124編を収めた初の随想集。
太宰文学の源となっていると思われる著者の考えや思いが随所に散りばめられた、太宰文学ファンならば、ぜひ読んでおきたい必読の書です。
上記内容は本書刊行時のものです。