書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
秘密のない世界
ユビキタス時代のビジネス、犯罪、プライバシー
原書: World Without Secrets
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2005年2月
- 書店発売日
- 2005年2月28日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
2001 年に米国フロリダ州タンパで開催された第 35 回スーパーボウル(アメリカンフットボールのチャンピオンマッチ)には多くの監視カメラが設置された。そのカメラは「フェイス・イット(FaceIt)」というシステムに接続されている。フェイス・イットは監視カメラが撮影した顔写真を警察のデータベースと瞬時に照合し、犯罪者を見つけ出す米国の歴史で初めて公衆に設置された犯罪者識別監視システム(ロボコップ)だ。
これは、SF 映画やスパイ映画の話しではない。我々は既にユビキタス社会(秘密が存在しない世界)に生きているのである。9.11 以降、監視システムの開発は加速度的に進んでいる。カメラが搭載された携帯電話の出荷も急増している。
ジョージ・オーウェルが、そしてアルビン・トフラーが予測した時代は到来している。そう、オーエルが近未来を予測した「1984」から 20 年が経過しようとしている。果たして、我々は個人情報をどこまで守れるのか。それとも、オーウェルが警告したように、情報化社会の中で自由や人格までもが失われるのか?
個人情報保護がクローズアップされているが、長年にわたってガートナーでセキュリティ関係の調査やコンサルティングを行ってきたリチャード・ハンター(ガートナー副社長)が、ユビキタス時代におけるビジネス、犯罪、プライバシーに鋭いメスを入れる。
目次
第一章 そっとしておいてくれ
第二章 秘密のないストリート(Street Without Secrets)
第三章 秘密のない家(Homes without Secrets)
第四章 秘密のない車(Cars Without Secrets)
第五章 Nパーティ・システム―ネットワーク武装時代
第六章 秘密のないソフトウェア(Software Without Secrets)
第七章 メンタートの出現
第八章 注意散漫な消費者、メンタート、そしてティモシー・マクベイ
第九章 例外の経済
第一〇章 秘密のない芸術(Art Without Secrets)
第一一章 秘密のない犯罪(Crime Without Secrets)
第一二章 秘密のない戦争(War Without Secrets)
第一三章 デジタル・パール・ハーバー
第一四章 最後の秘密
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。