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死後も生きる〈意識〉
ここではないどこかへの旅
- 初版年月日
- 2020年6月30日
- 書店発売日
- 2020年6月26日
- 登録日
- 2020年4月14日
- 最終更新日
- 2020年6月18日
紹介
死を前にした大きな不安を和らげるために生まれた、様々な宗教。しかし、来世や転生を盲信できない人は、どうやって死を受け入れればよいのか。本書は、そんな現代人の不安に応える、新しい「往生術」である。著名なイギリスの神経精神医学者とその妻が、科学的な臨床研究で収集した、興味深い終末期体験や、臨死状態におけるヴィジョンや現象を紹介しながら、肉体が朽ちた後も消えることなく、宇宙の中に統合されていく〈意識〉の存在に迫る。
目次
謝辞
◆第1章 旅の始まり
旅の道連れ/幽霊と霊の出現/終末期体験の研究/臨終期視像/肉体を離脱する何か/臨終期暗号
◆第2章 医療従事者に訊く
ELEを語る/医療従事者が患者の欲求に応えられるように
◆第3章 臨終期視像
絶対的リアリティ/「来てくれて本当に嬉しいわね」/「まるで生き返ったかのようでした」/明晰[めいせき]さ/「天国はこのうえなく美しいところだ」/予備的訪問/遅延戦術/プロの医療従事者の体験/旅の準備
◆第4章 臨終期暗号
不安感/別れの挨拶/物理的出現/死の前兆を感じる/二つの幽霊物語/夢の訪問者/突然の目覚め/透視夢/予備的訪問/冷たい反応/人生の盛り/
◆第5章 臨終期視像――その解明
臨終期視像の説明/薬物の役割/器質性錯乱状態/信念と期待/視像の共有
◆第6章 暗号の解明
暗号の判断基準/テレパシー/ガンツフェルト・テレパシー実験/夢とテレパシー/救急隊員との接触/科学の枠組みから外れる/暗号の共有
◆第7章 死別と幻覚
死者とのコンタクト/コンタクトされているのは?
◆第8章 グランドファーザーズ・クロックとその他の奇妙な出来事
機械の故障/動物の奇妙な振舞い
◆第9章 光と霧の視像
肉体を離れる魂?/雲、煙、霧/「陽炎」を見る/「微風」/死の主観的体験
◆第10章 魂の探究
ギリシアの霊魂観/東洋の霊魂観/科学による魂の探求/対外離脱体験と魂/ここではないどこかの旅へ
◆第11章 最後のフロンティア――意識に関する未解明の問題
意識に関する現在の見方/精神の相互連絡性の証拠/テレパシー瞑想研究/電話テレパシー/超越論哲学/死と意識との関係
◆第12章 意識と臨死体験
NDEの現象/仮死体験/対外離脱体験(OBE)
◆第13章 良き死を迎えるために
現代の死/死ぬのに最適の場所/善き死/ターミナルケアに対する霊的アプローチ/和解/逝く時を選ぶ/送り出す/死ぬ人に付き添う
◆第14章 ここではないどこかへの旅:死と折り合いをつける
子供たちと遺族/人生の締め括り
上記内容は本書刊行時のものです。