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われらの子ども ロバート・D・パットナム(著/文) - 創元社
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われらの子ども 米国における機会格差の拡大

発行:創元社
A5判
384ページ
定価 3,700円+税
ISBN
9784422360010
Cコード
C1036
教養 単行本 社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年12月29日
最終更新日
2017年3月7日
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書評掲載情報

2018-06-16 日本経済新聞  朝刊
評者: 駒崎弘樹(フローレンス代表理事)
2017-12-30 日本経済新聞  朝刊
評者: 中沢孝夫(福山大学教授)
2017-12-24 読売新聞  朝刊
評者: 出口治明(ライフネット生命創業者)
2017-04-29 日本経済新聞  朝刊
2017-04-23 朝日新聞  朝刊
評者: 齋藤純一(早稲田大学教授・政治学)
2017-04-23 読売新聞  朝刊
評者: 出口治明(ライフネット生命会長)

紹介

子どもたちにはもう、平等な成功のチャンスはない! 米国の社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)の衰退を論じ、≪朝日新聞 ゼロ年代の50冊2000~2009≫にも選ばれた『孤独なボウリング』の著者が再び世に問う、アメリカン・ドリームの危機。世代・人種・社会階層の異なる市民へのインタビューと、緻密な統計分析を通して、成功の機会格差の固定化を実証し、未来の世代への警鐘を鳴らす全米ベストセラー。 ==推薦者の言葉==(五十音順) ■古市憲寿氏(社会学者) トランプがアメリカを壊したのではない。アメリカはとっくに壊れていた。本書は、膨大なインタビューをもとに分裂国家アメリカの「絶望」と「希望」を鮮やかに描き出す。 ■ブレイディみかこ氏(英国在住保育士/ライター) チャールズ・ディケンズは小説家として、ロバート・パットナムは社会学者として、貧困と格差の固定が社会的危機の根元にあることを警告している。 ■湯浅誠氏(社会運動家/法政大学教授) 人生のすべてを覆い尽くしてしまう機会格差の加速化する拡大を止めるには?――潤いを失った社会が偽の<救世主(ヒーロー)>に焼き尽くされる前に、私たちはこの感覚を取り戻さなければならない。 ■渡辺靖氏(慶應義塾大学教授) 「私の子ども」から「われらの子ども」への意識転換は可能か。社会関係資本論の第一人者が描く処方箋は日本の未来にとっても極めて有用である。 ※別枠、米国書評抄訳では、フランシス・フクヤマも絶賛。

目次

《おもな目次》

第1章 アメリカンドリーム――その神話と現実
 1 ドン
 2 フランク
 3 1950年代のポートクリントンにおける階級格差
 4 リビー
 5 ジェシーとシェリル
 6 21世紀のポートクリントンにおける階級格差
 7 チェルシー
 8 デヴィッド
 9 アメリカにおける不平等――広範な構図から
10 二つのアメリカへ?
11 概念上の注記

第2章 家族
 1 アンドリューとその家族
 2 ケーラとその家族
 3 米国における家族構造の変化
 4 なぜいま二層化が起こったのか
 5 二層化のもたらすもの

第3章 育児
 1 シモーヌ、カールとデズモンド
 2 ステファニー、ローレンとミシェル
 3 イライジャ
 4 子どもの発達――判明しつつあること
 5 育児における長期蛍光
 
第4章 学校教育
 1 クララ、リカルドとイザベラ
 2 トロイ高校
 3 ローラとソフィア
 4 サンタアナの学校
 5 オレンジ郡のラティーノをクララから見ると
 6 学校――誰とともに通うかが、重要な意味を持つ
 7 課外活動
 8 教育達成における長期蛍光

第5章 コミュニティ
 1 マーニー、エレノアとマデリーン
 2 モリー、リサとエイミー
 3 コミュニティと子どもたち――社会的ネットワーク、助言者(メンター)、近隣地域、教会
 4 社会的ネットワーク
 5 助言者(メンター)と「実際知(サヴィ)」
 6 近隣地域
 7 宗教コミュニティ

第6章 何をすべきか
 1 機会不平等と経済成長
 2 機会不平等と民主主義
 3 機会不平等と道徳的義務
 4 何をすべきか?
 5 機会格差を減らすことはできる

『われらの子ども』のストーリー

謝辞
訳者解説
原注
訳注

著者プロフィール

ロバート・D・パットナム  (ロバート D パットナム)  (著/文

ロバート・D・パットナム(Robert D. Putnam)
1941年米国ニューヨーク州ロチェスター生まれ。1970年にイェール大学で学位取得。ミシガン大学を経て、現在ハーバード大学教授。この間ハーバード大学ケネディ行政大学院学長、米国政治学会会長等を歴任、またヨハン・スクデ政治学賞や米国人文科学メダルを受賞した。既刊の邦訳書として『哲学する民主主義』(NTT出版、2001年)、『孤独なボウリング――米国コミュニティの崩壊と再生』(柏書房、2006年)、『流動化する民主主義』(ミネルヴァ書房、2013年、編著)がある。

柴内 康文  (シバナイ ヤスフミ)  (翻訳

柴内康文(しばない・やすふみ)
1970年千葉市生まれ。1994年東京大学文学部卒、1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得。同志社大学社会学部准教授を経て、現在東京経済大学教授。専門はメディア論、コミュニケーション論。著書に『デジタル情報社会の未来(岩波講座現代第9巻)』(岩波書店、2016年、共著)、『ソフト・パワーのメディア文化政策』(新曜社、2012年、共編著)、翻訳書に『孤独なボウリング――米国コミュニティの崩壊と再生』(柏書房、2006年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。