版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
インフォグラフィックスの潮流 永原 康史(著/文) - 誠文堂新光社
..

インフォグラフィックスの潮流 (インフォグラフィックスノチョウリュウ) 情報と図解の近代史 (ジョウホウトズカイノキンダイシ)

芸術
このエントリーをはてなブックマークに追加
B5判
176ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-416-11549-7   COPY
ISBN 13
9784416115497   COPY
ISBN 10h
4-416-11549-0   COPY
ISBN 10
4416115490   COPY
出版者記号
416   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年10月7日
最終更新日
2016年1月9日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2018-03-04 読売新聞  朝刊
評者: 杉浦貴美子(文筆家、地図製作者)
MORE
LESS

紹介

膨大なデータが行き交う現代において情報を視覚化して理解を促すインフォグラフィックはその重要性を増しつつあります。
本書はインフォグラフィックの歴史をマップ,統計,図解,関係,コードといった観点から探求し,インフォグラフィックを本質的に理解する視点を提示するとともに,今後の視覚情報のあり方を考える機会を提供します。
図版資料も満載。
インフォグラフィックの歴史や基礎的な知識を学ぶ一冊としてデザイナー,編集者,プログラマなど情報の視覚化にかかわる人すべてにおすすめします。

 * * *

情報を視覚的に表現したものを総称してインフォグラフィックといいます。
人類は古代より情報を図や記号によって視覚化してきました。
とくにルネサンス以降の印刷技術の発展や産業革命以降のマスコミュニケーションの発達はインフォグラフィックの発展に大きな影響をあたえ,ダイアグラム、チャート、ピクトグラムといった近代的手法の確立を後押ししました。
こうしてインフォグラフィックスは交通、地図、ニュース、マニュアル,教育をはじめ,社会のあらゆる場面で活用されるようになっています。

そして21世紀,コンピュータの普及やネットワーク化によって私たちをとりまく情報量が飛躍的に増加しました。
人間の認識能力を超えた膨大な量のデータと人間の理解をとりもつインターフェイスととしてインフォグラフィックがその重要性を増すとともに,動的なデータ表現によってその表現方法も大きく革新されつつあります。

いまやインフォグラフィックの制作,運用,理解のためには表面的な処理方法の問題をこえて,情報と表現の関係を本質的に捉える必要があります。
そこで本書ではインフォグラフィックをマップ,統計,図解,関係,コードといったアプローチ別に考察し,インフォグラフィックにかんする基本的な考え方を提示します。
また,インフォグラフィックの形成史のなかで,データ視覚表現の「変化ドライブ(変化の要因)」を探り、今後の視覚情報のあり方を考える機会を提供します。

著者プロフィール

永原 康史  (ナガハラ ヤスヒト)  (著/文

永原 康史:グラフィックデザイナー。多摩美術大学情報デザイン学科教授。ブックデザインから電子メディアのプロデュース、展覧会のアートディレクションまで、メディア横断的に活動する。主著書に『日本語のデザイン』(美術出版社)、『デザインの風景』(BNN新社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。