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出版者情報
BIOSTORY Vol.23
人と自然の新しい物語
発行:誠文堂新光社
B5判
112ページ
定価
1,500円+税
- 書店発売日
- 2015年5月25日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
紹介
【特集】「生き物をほふる:供犠と供養」
私たち人類は、野生動物や家畜などの肉や乳を利用するのみならず、さまざまな儀礼の際に、カミサマにささげる対象として生き物を利用してきた。クマやイノシシ、ニワトリや豚や牛、そして魚などさまざまである。その一方で、日本の各地では、殺害した生き物のたたりを地域住民が恐れて、供養塔が建てられてきた伝統がある。狩猟にかかわる鹿、漁撈にかかわる魚、口蹄疫の際の豚や牛である。ここでは、供養や供養される生き物にはどのような動物や植物が選ばれてきたのか、どのような儀礼のなかで供養されてきたのか、アジア地域に焦点を当てて供犠と供養される生き物について考えてみよう。
1.「生き物文化誌の視点から」 池谷和信(国立民族学博物館教授)
2.「人間にとっての供犠と供養」 山折哲雄(国際日本文化研究センター名誉教授)
3.「生き物の弔いと地域社会」 関いずみ(東海大学海洋学部准教授)
4.「人身供犠の世界」 山田仁史(東北大学文学部准教授)
5.「供犠になる動物、ならない動物」 池谷和信(国立民族学博物館教授)
6.「植物の供養」 佐野賢治(神奈川大学経済学部教授)
7.「微生物の供養」 大嶋泰治(大阪大学名誉教授)
8.「虫の供養」 森川千春(石川県農林総合研究センター理事)
9.「哺乳類の供養」 鵜沢和宏(東亜大学人間科学部教授)
10.「ペットの供養」 ジュマリ・アラム(山口大学人文学部准教授)
【連載】〇珍品図鑑〇論点〇巻頭言〇自然を読む〇フィールドレポート海外〇フィールドレポート国内〇必読書
【短期連載】〇地域の和食
【不定期連載】〇生き物のいま
【投稿原稿】【学会情報】ほか
上記内容は本書刊行時のものです。