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出版者情報
心理治療と転移 : 発話者としての<私>の生成の場
発行:誠信書房
縦220mm
258ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2001年3月
- 登録日
- 2019年3月26日
- 最終更新日
- 2019年3月26日
紹介
子どもから成人に至るすべての年代を包含した心理治療論。心理治療において、何が起こり、何がなされうるのか。人間のもっとも原初的な次元の問題を提示している早期幼児自閉症をはじめ青年期の重症の神経症を含むさまざまな事例の心理治療を基盤として、著者は、心を病む人の痛みの深さを明らかにするとともに、「死の欲動」さえもが現れ出てくるクライエントとセラピストの転移関係において、「発話者としての"私"」の生成が生じることの意義について論じる。
目次
第1部 理論研究(フロイトの転移論
クラインの転移論
ウィニコットの転移論
ユングの転移論 ほか)
第2部 心理治療("私"の生成の場としての転移-自閉症児の心理治療
発話者としての"私"の生成と転移-言語発達障害児の心理治療
子どもの言葉に現れた母親の無意職-来所しない不登校児の母親面接による心理治療
転移と「死の欲動」-心理治療の転回点に現れた死の夢 ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。