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扇 新版 吉野 裕子(著/文) - 人文書院
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扇 新版 (オウギ シンパン) 新版 性と古代信仰 (セイトコダイシンコウ)

歴史・地理
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発行:人文書院
四六判
縦192mm 横135mm
210ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-409-54086-2   COPY
ISBN 13
9784409540862   COPY
ISBN 10h
4-409-54086-6   COPY
ISBN 10
4409540866   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C1039  
1:教養 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年5月27日
書店発売日
登録日
2021年3月25日
最終更新日
2021年10月8日
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紹介

扇は性のシンボル


神霊の依代、呪具としての扇に託された象徴的意味は何か。扇にひそむ思いがけない秘密をときほぐしながら、性と古代信仰の謎に挑んだ異色作。



「この世の森羅万象を抽象、具象をとわず表現し、また現世から別の世界に人をしらずしらず導きいれる扇とは一体何なのだろう。舞踊をはじめてしばらくしてから、私はこういう感慨をもつようになった。」(本書より)



はしがき

第一章 青島から沖縄へ

第二章 踊りと扇

第三章 祭りのなかの扇

第四章 扇の起源をさぐる

第五章 御嶽と蒲葵

第六章 神の顕現とは

第七章 大嘗祭の蒲葵

第八章 ミテグラ

第九章 扇と神事の解釈

第十章 沖縄石垣の豊年祭

私の歩んだ道――『扇』再刊によせて――

目次

はしがき
第一章 青島から沖縄へ
青島/那智大祭への馬扇/沖縄へ/沖縄の古老をたずねて/首里の鬼の話/斎場御獄

第二章 踊りと扇
踊りのけいこ/茶室で/扇の謎/きっかけ/幸いの意味/踊りと扇/ウェルズ先生のこと

第三章 祭りのなかの扇
先学による扇の研究/我が身をゆく/生活と研究/神事を追って

第四章 扇の起源をさぐる
蒲葵と私/扇の起源についての所説/扇の種類/蒲葵/蒲葵の模擬物、扇の出現/平常宮の扇/佐太神社の神扇/美保神社の扇/扇の謎をとく糸口をつかむ/摺りたたむ扇

第五章 御嶽と蒲葵
連想好き/沖縄の特殊な言葉について/御嶽と神社/ヲナリ神/人が神になること/御嶽のなり立ち/御嶽の構造/神木蒲葵/蒲葵の御嶽と神名/蒲葵と神事

第六章 神の顕現とは
海の彼方/「ニライカナイ」/古代人が考えた人間の誕生/古代人が考えた人間の死/古代人が考えた神の顕現/森のなかの祭り/巫女の祈り

第七章 大嘗祭の蒲葵
大嘗祭/百子帳/河原の御禊地/河原の頓宮/御禊の行幸/戸座について/御禊と神霊/東方の重視/東西の意識/天皇と百子帳/戸座と百子帳/戸座の役目

第八章 ミテグラ
「クラ」という言葉/クラのいろいろ/ミテグラについて/ミテグラの意味/「ミテグラ」としての扇/再び踊りと扇について

第九章 扇と神事の解釈
扇の神事と分類/扇をご神体とする神事/扇が重要な祭具となる場合/扇を「さしは」として立てる神事/扇の神事間にある共通性

第十章 沖縄石垣の豊年祭
オンプウリ/マイツバ御嶽の豊年祭/女綱

おわりに

私の歩んだ道――『扇』再刊によせて――

著者プロフィール

吉野 裕子  (ヨシノヒロコ)  (著/文

吉野 裕子(よしの・ひろこ) 1916年東京に生まれる。1934年女子学習院、1954年津田塾大学、各卒。 1975~87年学習院女子短期大学非常勤講師。 1977年『陰陽五行思想からみた日本の祭』によって東京教育大学から文学博士の学位を授与される。 2008年没。 著書:『扇』(初刊1970年、再刊1984年、人文書院)、『隠された神々』(初刊1975年、再刊1992年、人文書院)、『陰陽五行思想からみた日本の祭』( 初刊1978年 再刊2000年、人文書院)、『五行循環』(人文書院、1992年)『十二支』(人文書院、1994年)、『ダルマの民俗学』(岩波新書、1995年)、『陰陽五行と日本の天皇』(人文書院、1998年) 、『易・五行と源氏の世界』(人文書院、1999年)、『古代日本の女性天皇』(人文書院 2005年)『吉野裕子全集』(全12巻、人文書院、2007~2008)など。

上記内容は本書刊行時のものです。