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資本主義の歴史 ユルゲン コッカ(著/文) - 人文書院
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資本主義の歴史 (シホンシュギノレキシ) 起源・拡大・現在 (キゲンカクダイゲンザイ)

社会一般
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発行:人文書院
四六判
220ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-409-51080-3   COPY
ISBN 13
9784409510803   COPY
ISBN 10h
4-409-51080-0   COPY
ISBN 10
4409510800   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C1022  
1:教養 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年12月5日
書店発売日
登録日
2018年10月19日
最終更新日
2021年10月7日
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書評掲載情報

2019-02-16 朝日新聞  朝刊
評者: 間宮陽介(青山学院大学特任教授)
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重版情報

7刷 出来予定日: 2023-04-17
6刷 出来予定日: 2022-05-31
5刷 出来予定日: 2021-08-30
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紹介

通史の決定版

歴史学の大家による、厳密にして明晰、そして驚くほどコンパクトな資本主義通史。その起源から現代の金融資本主義に至る長大な歴史と、アダム・スミス、マルクス、ヴェーバーからシュンペーター、ポメランツに至る広範な分析理論までが一冊に凝縮。世界史的視野と、資本主義の本質に迫る深い考察が絡み合い、未来への展望をも示唆する名著。世界9か国で翻訳されたベストセラー。

第一章 資本主義とは何か
 一 論議のつきまとう概念
 二 三つの古典――マルクス・ヴェーバー・シュンペーター
 三 他の諸見解と作業のための定義

第二章 商人資本主義
 一 端緒
 二 中国とアラビア
 三 ヨーロッパ――ダイナミックな遅参者
 四 一五〇〇年頃の時代についての中間的総括

第三章 拡大
 一 ビジネスと暴力――植民地支配と世界交易
 二 株式会社と金融資本主義
 三 プランテーション経済と奴隷制
 四 農業資本主義・鉱業・プロト工業化
 五 資本主義・文化・啓蒙主義――時代の文脈におけるアダム・スミス

第四章 資本主義の時代
 一 工業化とグローバル化――一八〇〇年以降の時代のアウトライン
 二 オーナー資本主義から経営者資本主義へ
 三 金融化
 四 資本主義における労働
 五 市場と国家

第五章 展望

「数百年におよぶ発展のなかで、資本主義はその姿を大きく変えうることを示してきた。歴史的概観とグローバルな比較が示すのは、それがきわめて多様な社会的・文化的・政治的諸条件のもとで存在しうることである。それは、社会、文化、政治にきわめて深い影響をおよぼす。しかし逆にそれは、政治の介入、社会的諸行為によって影響され、姿を変えうる。資本主義は定められた運命ではない。それは、過去においてきわめてさまざまな目的のために投入され、また現在でも投入されている強力な資源なのである。」(本書より)

目次

日本語版のための序文

第一章 資本主義とは何か
 一 論議のつきまとう概念
 二 三つの古典――マルクス・ヴェーバー・シュンペーター
 三 他の諸見解と作業のための定義

第二章 商人資本主義
 一 端緒
 二 中国とアラビア
 三 ヨーロッパ――ダイナミックな遅参者
 四 一五〇〇年頃の時代についての中間的総括

第三章 拡大
 一 ビジネスと暴力――植民地支配と世界交易
 二 株式会社と金融資本主義
 三 プランテーション経済と奴隷制
 四 農業資本主義・鉱業・プロト工業化
 五 資本主義・文化・啓蒙主義――時代の文脈におけるアダム・スミス

第四章 資本主義の時代
 一 工業化とグローバル化――一八〇〇年以降の時代のアウトライン
 二 オーナー資本主義から経営者資本主義へ
 三 金融化
 四 資本主義における労働
 五 市場と国家

第五章 展望

訳者あとがき
文献一覧
索引

著者プロフィール

ユルゲン コッカ  (ユルゲンコッカ)  (著/文

ユルゲン・コッカ Jürgen Kocka/1941年生まれ。ビーレフェルト大学教授、ベルリン自由大学教授を歴任し、現在ベルリン自由大学名誉教授。ドイツ近現代史、ヨーロッパ比較史。訳書に『市民社会と独裁制 ドイツ近現代史の経験』(松葉正文、山井敏章訳、岩波書店、2011年)、『社会史とは何か その方法と軌跡』(仲内英三、土井美徳訳、日本経済評論社、2000年)、『国際比較・近代ドイツの市民 心性・文化・政治』(編著、望田幸男監訳、ミネルヴァ書房、2000年)、『歴史と啓蒙』(肥前栄一、杉原達訳、未來社、1994年)、『ヴェーバー論争』(住谷一彦、小林純訳、未來社、1994年)、『工業化・組織化・官僚制 近代ドイツの企業と社会』(加来祥男編訳、名古屋大学出版会、1992年)、『マックス・ヴェーバー 西ドイツの研究動向』(住谷一彦、小林純訳、未來社、1979年)がある。

山井 敏章  (ヤマイトシアキ)  (翻訳

山井敏章(やまい・としあき) 1954年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、立命館大学経済学部教授。博士(経済学)。ヨーロッパ近代社会経済史。著書に『「計画」の20世紀 ナチズム・〈モデルネ〉・国土計画』(岩波書店、2017年)、『ドイツ初期労働者運動史研究 協同組合の時代』(未來社、1993年)が、共訳書に『市民社会と独裁制』(コッカ著、岩波書店、2011年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。