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現代経済思想史講義
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年2月18日
- 書店発売日
- 2020年2月18日
- 登録日
- 2020年1月8日
- 最終更新日
- 2021年10月14日
紹介
ケインズ以降の経済学がこれ一冊でわかる
京都大学での長年にわたる講義を凝縮した、画期的な現代経済学史。ケインズから現代まで、進展を続ける経済学のエッセンスをコンパクトに解説し、経済的問題の背後に潜む思想をつかむ一冊。
本書に登場する人物
カーズナー、ガルブレイス、カルドア、カレツキ、カーン、クルーグマン、ケインズ、サムエルソン、シュンペーター、スラッファ、ソロー、デヴィッドソン、ドーマー、ハイエク、バシネッティ、ハロッド、ヒックス、フィリップス、フリードマン、マーシャル、ミーゼス、ミンスキー、ロバートソン、ロビンズ、J・ロビンソン、ワイントラウプほか多数
目次
序
第1章 ケインズ革命
1 ヒックスの「ケインズ氏と“古典派”」
2 IS/LM への若干の疑問
3 「生産の貨幣理論」としての『一般理論』
第2章 革命への抵抗
1 ケンブリッジ内部の論争
2 ハイエクの『価格と生産』
3 シュンペーターの「創造的破壊」
補論 ケインズの「乗数」について
第3章 『一般理論』の同時発見
1 「革命」の同時発見
2 価格決定と分配関係
3 完全雇用の政治学
補論 ケインズとの重要な相違点
第4章 ケインズの弟子たち(1)―― J・ロビンソンを中心に
1 スラッファのマーシャル批判の衝撃
2 「左派ケインジアン」として
3 N・カルドアの「ケインズ的分配理論」
補論 資本係数も利潤率から独立ではない
第5章 ケインズの弟子たち(2)―― R・ハロッドを中心に
1 ハロッドの「不安定性原理
2 新古典派成長理論による異論
3 カルドアのハロッド批判
補論 ソローの「成長会計」について
第6章 新古典派総合
1 ケインズ経済学のアメリカ上陸
2 ケネディと「ニュー・エコノミックス」
3 追い詰められる新古典派総合
第7章 アメリカのポスト・ケインズ派経済学
1 「古典的ケインズ主義」批判
2 WCM 理論
3 ケインズ的「貨幣的経済理論」の継承
補論 ポスト・ケインズ派の特徴とは何か
第8章 ガルブレイスの制度経済学
1 アメリカ経済学会設立の舞台裏
2 『ゆたかな社会』と「依存効果」
3 『新しい産業国家』と「テクノストラクチュア」
補論 保守化したアメリカ社会への批判
第9章 スラッファの古典派アプローチ
1 「古典派アプローチ」とは何か
2 「1の自由度」の含意
3 スラッファ革命
第10章 ベルリンの壁の崩壊
1 市場プロセスへの関心
2 ミーゼスの『ヒューマン・アクション』
3 ネオ・オーストリアンの登場
むすびに代えて――現代経済学の潮流
ブックガイド――現代経済思想史をより深く学ぶために
あとがき
人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。