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人間
新装版
密儀の神殿
原書: Man: The Grand Symbol of the Mysteries
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2026年1月30日
- 書店発売日
- 2026年1月26日
- 登録日
- 2025年2月26日
- 最終更新日
- 2026年1月31日
紹介
人体は人間の「聖なる住み処」であるー脳・心臓・神経・視覚他大宇宙に照応する小宇宙としての人体が持つ象徴的意味に着目し、カバラ的、ヘルメス学的伝統にのっとって徹底解剖した神秘主義的身体論の最大傑作。「世界卵の象徴体系」「ヴィシュヌの化身」他。
「人間は独裁者のような「神」が勝手な命令を下すことによって小宇宙になったのではない。むしろ進化する生体の連鎖を通して働いている宇宙法則の産物なのである。人間は遺伝によって小宇宙なのである。彼は実体と運動の子孫なのである。宇宙こそ人間の原因であって、似たものが似たものを生むとすれば、人間は宇宙以外の何物でもあり得ない。」
―本書より
目次
日本語版への序
『人間 密儀の神殿』の第六版への序文
第一章 教育理論の再検討
物理学と形而上学
最初の宗教的信条
アポロニウスの奇蹟
科学と神秘主義の調停
オリヴァー・ロッジ卿の科学論
環境と遺伝
「黄金時代」の秘密
人間の運命
第二章 科学のオカルト的基礎づけ
古代の学問と現代の学問
博学の天才、ピュタゴラス
ローマ王、ヌマ・ポンピリウス
笑う哲学者、デモクリトス
科学者にして神学者、アルベルトゥス・マグヌス
医学界のルター、パラケルスス
医学のデカルト、ヤン・バプティスタ・ファン・ヘルモント
万学の改革者、フランシス・ベーコン卿
錬金術師、ロジャー・ベーコン
ヒポクラテスと占星学
第三章 三世界の神秘
「大宇宙」と「小宇宙」
学者の「神」
哲学的人形
『ゾハール』の「偉大な人間」
アンドロギュノスの種族
未来における人間の状態
ピュタゴラスの宇宙
生きた動物としての宇宙
ロバート・フラッドの薔薇十字的解剖学
第四章 大宇宙と小宇宙
モナド論
「天人」と地上の人間
セザリアーノの「ロゴス」
磔刑の神話体系
魂の下降
数七に関するフィロン・ユダイオスの考え
人体内の獣帯
人間を支配する惑星
第五章 世界卵の象徴体系
人間の心臓に関するレオナルド・ダ・ヴィンチの考え
卵生の神々
オルフェウス教神学
カストールとポリュデウケス
哲学者の「卵」
ブラフマーの「卵」
ペルシアの神秘主義
テェフォンと「箱舟」と「大洪水」
ドルイド僧の神話
オーラの卵
第六章 オカルト胎生学入門
精子論者と卵子論者
人間の物質的起源
パラケルススの個体発生論
宇宙創成
誕生の霊的神秘
「胎動」の過程
想像力と胎児への影響
カバリストの宇宙幻視
第七章 細胞の物語
卵の受精
有糸分裂、細胞の分裂
細胞内の七神
ロバート・フラッドによる「世界細胞」の分析
胚の各部
メール山の子宮
「エデンの園」
第八章 ヴィシュヌの化身
「宇宙霊」ヴィシュヌ
ブラフマーの人類学
内分泌腺鎖と痕跡器官
鰭と足
虫垂
第七月の子
完全なる人の到来
第九章 魂の解放と脳
神々の門
カルパリ、脳の蓮
アンドルー・ジャクソン・デーヴィスによる死の過程の分析
プルタルコスによる人間の発生の分析
達人
天上のアダム
脳の内的器官
ピラミッドの神秘
第十章 脳室と脳の露
脳腔
脳室の調和
「霊」という言葉
常識
脳脊髄液
神々の汗
ヘスペリデスの黄金の林檎
アムブロシア、神々の飲料
賢者の露
第十一章 心臓、生命の座
偉大な生命の原動力
人間の心臓に関するベーメの見解
搏動点
心臓の七室
モハメッドの天への夜の旅
デカルトの血液循環解説
蛇の心臓に関する実験
シヴァのドラム
第十二章 血液、宇宙のプロテウス
聖餐式
動脈の木
蒸気としての血
ルシフェルの神秘
神々の血
血の意識
メーソンの神秘
潜在意識の心
エリファス・レヴィの血液
第十三章 脊柱と世界木
オシリスの背骨
第六脳室
「世界木」
サオカント山
「極性軸」
シャムバラーの棟木
動物の電気と磁気
背骨の惑星と獣帯
第十四章 クンダリニーと交感神経系
シヴァの撥弦楽器
イダーとピンガラー
スシュムナーのナディ
シバの女王
クンダリニーの行動
七つのチャクラ
一言注意
ラージャ・ヨーガ
第十五章 太陽神経と迷走神経
体内の四大元素の世界
透視能力か心霊学か
古代メキシコの神々
霊媒
巨人族のプロメテウス
魂の通路
黄金の管
第十六章 松果腺、神々の眼
視ることのできない眼
キュクロプス
エジプト二重帝国の王冠
ヤヌス、二つの面をもつ神
古代の機能
デカルトの松果腺論
魂の結晶
全てを視る眼
第十七章 内分泌系と身体の平衡
松果腺の故障
下垂体、努力の腺
甲状腺、規制者
胸腺、社会的腺
肝臓、人体の手形決済所
小脳について
脾臓、生気腺
腎臓、「現金」
カルマの腺
内分泌系と惑星の対応
第十八章 視覚、最も卓越した感覚
視神経の機能に関するエピクロス派の考え
レオナルド・ダ・ヴィンチの視覚過程論
「邪眼」
プラトンによる目
視覚と魂の性質の刺激
オシリスとアルゴス
アメーバの教訓
視覚の問題に関するスワミ・ヴィヴェカナンダの考え
目の太陽神経系
視覚器官の未来
訳者解説
図版目決
索引
前書きなど
本書の主題はオカルト解剖学である。この論考を公けにするに当たって、科学者たちから袋叩きにあうに違いないということは十分覚悟している。取り扱った問題に遺漏があることは、残念ながら認めざるをえないが、ここで死守しようと努めてきた教義が根本的に正しく、当を得たものであるということは信じて疑わない。プラトンはその哲学的構想力によって豊かになった。だが近代の思想家はその不信の念によって貧しくなっているのである。ヘルキュラネウム出土のアリストテレスの胸像にみられるあの高貴な頭と、現代の知的近親相姦から生まれた犠牲者とを比べてみるがよい。この古代のペリパトス派のなかに血肉をまとって現われた厳粛な偉大さはとうの昔に地上から消え失せてしまったかにみえる。その髪の毛は巻毛状に広い額に垂れ、賢者の眉の下では夢みるような眼指しが双の眼から発している。口のあたりには心温まるユーモアがえられ、短く刈り込んだ頭髪はしたたかな精悍さを思わせる。その頭部はゼウスかアスクレピオス、つまり人間というよりは神の頭だと言ったほうがよい。事実その当時、神々は地上に存在していたのである。ハワード・W・ハッガード教授はアリストテレスを念頭において次のような重要な評言を認めている。「ただ最高の人々だけが自分の過ちを認め、偏見に優らされずに真理を追求する知性、自尊心、誠実、勇気をもっている。」けだし至言であろう。
版元から一言
長い間、読者から復刊を望む声が多く上がっていたものの、品切れ重版未定状態が続いていましたマンリー・P・ホールの主著の一冊が新装版として遂に復刊!
ルドルフ・シュタイナーやマックス・ハインデルの流れを汲み、古今東西の秘教の伝統に関して、『象徴哲学大系シリーズ』など、数々の出版を行ってきた著者による、人体の内に広がる宇宙に関する象徴的意味ついて徹底解剖を行った最大傑作!
上記内容は本書刊行時のものです。
