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思弁的実在論入門 グレアム・ハーマン(著/文) - 人文書院
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思弁的実在論入門 (シベンテキジツザイロンニュウモン)

哲学・宗教
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発行:人文書院
四六判
縦188mm 横132mm 厚さ20mm
重さ 365g
300ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-409-03109-4   COPY
ISBN 13
9784409031094   COPY
ISBN 10h
4-409-03109-0   COPY
ISBN 10
4409031090   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C3010  
3:専門 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年7月22日
書店発売日
登録日
2020年5月27日
最終更新日
2021年10月8日
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紹介

オリジナルメンバーによる待望の入門書

2007年4月27日、ロンドンで「思弁的実在論」は誕生した。最初のメンバーは四人。ブラシエ、グラント、ハーマン、メイヤスー。思考と存在の相関を超えた実在への志向を共有した彼らの哲学は、瞬く間に世界を席巻し思想界の一大潮流となる。本書はそのオリジナルメンバーの一人による、待望の概説書である。四人それぞれの著作に深く分け入り、要点を抽出。その可能性のコアを捉え、次世代に繋がんとする力作。

「思弁的実在論なんてものが本当にあるのか。あるとしたら、それは何か新しいものなのだろうか。この問いの一方ないし両方に対して、多くの批判者が「いいえ」と答えようとしてきた。しかし私の見立てでは、答えは、はっきり両方ともに「はい」である。」(本書より)

第一章 プロメテウス主義
第二章 生気論的観念論
第三章 対象指向存在論(OOO)
第四章 思弁的実在論
結論 思弁的実在論の二つの軸

目次

第一章 プロメテウス主義
 A ゴールドスミスのブラシエ
 B ブラシエのニヒリズム
 C これから先の道

第二章 生気論的観念論
 A ゴールドスミスのグラント
 B グラントの『シェリング以後の自然哲学』
 C 観念論の新たな意味

第三章 対象指向存在論(OOO)
 A ゴールドスミスのOOO
 B 退隠したもの
 C 対象とその性質
 D 代替因果
 E 美学の決定的地位

第四章 思弁的実在論
 A ゴールドスミスのメイヤスー
 B メイヤスーの『有限性の後で』
 C 神の非存在の瞥見

結論 思弁的実在論の二つの軸

訳者あとがき

索引

著者プロフィール

グレアム・ハーマン  (著/文

グレアム・ハーマン Graham Harman
1968年アイオワ州生まれ。アメリカン大学カイロ校教授を経て、現在、南カリフォリニア建築大学特別教授(Distinguished Professor)。邦訳に、『四方対象 オブジェクト指向存在論入門』(岡嶋隆佑監訳、人文書院)、『非唯物論 オブジェクトと社会理論』(上野俊哉訳、河出書房新社)がある。

上尾 真道  (ウエオマサミチ)  (翻訳

上尾 真道(うえお・まさみち)
1979年福岡県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期過程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都大学非常勤研究員。著書に『ラカン 真理のパトス 一九六〇年代フランス思想と精神分析』(人文書院)、共訳書にランシエール『平等の方法』(航思社)、フーコー『悪をなし真実を言う ルーヴァン講義1981』(河出書房新社)、フィンク『「エクリ」を読む』(人文書院)など。

森 元斎  (モリモトナオ)  (翻訳

森 元斎(もり・もとなお)
1983年東京都生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科修了。博士(人間科学)。現在、長崎大学多文化社会学部准教授。著書に『具体性の哲学 ホワイトヘッドの知恵・生命・社会への思考』(以文社)、『アナキズム入門』(ちくま新書)、共訳書にラパヴィツァス&フラスベック『ギリシア デフォルト宣言』(河出書房新社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。