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牧師、閉鎖病棟に入る。
発行:実業之日本社
新書判
縦176mm
横115mm
厚さ18mm
重さ 220g
232ページ
定価
1,300円+税
- 初版年月日
- 2021年5月
- 書店発売日
- 2021年5月31日
- 登録日
- 2021年4月21日
- 最終更新日
- 2021年5月18日
書評掲載情報
2021-06-05 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 香山リカ(精神科医) |
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紹介
なぜ人を傷つけてはいけないのかがわからない少年。
自傷行為がやめられない少年。
いつも流し台の狭い縁に“止まっている"おじさん。
50年以上入院しているおじさん。
「うるさいから」と薬を投与されて眠る青年。
泥のようなコーヒー。
監視される中で浴びるシャワー。
葛藤する看護師。
向き合ってくれた主治医。
「あなたはありのままでいいんですよ」と語ってきた牧師が
ありのまま生きられない人たちと過ごした閉鎖病棟での2ヶ月。
これまで牧師としてスーツを着て見舞いに行っていた病院へ、わたしは患者として入院しに行く。その病棟は、自分では自由に開閉することのできない分厚い扉で仕切られている。 (序章より)
目次
序章 肩章を剥ぎ取られる
事件の顛末
第一章 牧師が患者になる
ショックの連続
トイレの掟
ヨガ行者のおじさん
etc…
第二章 少年たち
競い合う少年たち
1頁読むのに10分かかる
おねしょ
第三章 十字架
彫り物のおじさん
泥コーヒー
元少年A
看護師の十字架
etc…
第四章 診断
知能検査
認知行動療法
「ありのままのわたし」でいいのか br> 医師を操ろうとする
SNS依存
etc…
第五章 過去
自分の顔
震災
脱走
伝道者
一切口を聞いてくれない青年
etc…
終章 こだわるのでもなく、卑下するのでもなく
珍しい患者
主治医の家に行く
介入するのがよいか、見守るのがよいか
etc…
上記内容は本書刊行時のものです。