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統べるもの/叛くもの 佐々木裕子(著/文) - 新教出版社
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統べるもの/叛くもの (スベルモノソムクモノ ) 統治とキリスト教の異同をめぐって (トウチトキリストキョウノイドウヲメグッテ)

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発行:新教出版社
四六判
216ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-400-31086-0   COPY
ISBN 13
9784400310860   COPY
ISBN 10h
4-400-31086-8   COPY
ISBN 10
4400310868   COPY
出版者記号
400   COPY
Cコード
C1016  
1:教養 0:単行本 16:キリスト教
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年3月25日
書店発売日
登録日
2019年2月26日
最終更新日
2019年2月26日
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紹介

護教的な態度を排し、現代世界との相互批判的に切り結ぶキリスト教月刊誌『福音と世界』。その特集記事より、統治とキリスト教の関係にジェンダー/セクシュアリティ/クィアやアナーキーといった視点から切り込む六本の原稿を精選。統治に与しながら、まつろわず生きる者の拠点ともなってきたキリスト教、その歴史と思想に内在するアンチノミーに挑む。気鋭の執筆陣による白熱のトークセッションも収録。

目次

I 身体・秩序・クィア
「クィア」な知の営み――周縁から規範を徹底的に問い直す  
佐々木裕子

教会をめぐるクィアな可能性――〈怒り〉の回復とその共同性に向けて
堀江有里

セックスワーカーの人権を考える――「女からの解放」か「女としての解放」か
要友紀子

Talk Session1 キリスト教=性規範の臨界点
I 自己・神・蜂起
天皇のてまえと憲法のかなたで――公共性から自然へとおりていくために
白石嘉治

キリスト抹殺論――ナザレのイエスはアナキスト
栗原康

「いまだ分離されていない世界」を求めて――キリスト教アナキズムについて
五井健太郎

Talk Session2 離脱するキリスト教=アナーキー

著者プロフィール

佐々木裕子  (ササキユウコ)  (著/文

東京大学大学院博士課程(フェミニズム・クィア理論、レズビアン・スタディーズ)。国際基督教大学ジェンダー研究センター助手。「SOSHIREN女(わたし)のからだから」。共著に『にじ色の本棚』(原ミナ汰・土肥いつき編著、三一書房、2015年)、 『メディア・レトリック論』(青沼智・池田理知子・平野順也編、ナカニシヤ出版、2018年)。責任編集『女たちの21世紀 特集LGBT主流化の影で』(90号、2017年6月)。カトリック信者。

堀江有里  (ホリエユリ)  (著/文

同志社大学神学部卒業。同大学院神学研究科歴史神学専攻(修士)、大阪大学大学院人間科学研究科(博士)修了。博士(人間科学)。社会学、クィア神学。主著『レズビアン・アイデンティティーズ』(洛北出版、2015年)、『「レズビアン」という生き方――キリスト教の異性愛主義を問う』(新教出版社、2006年)など。現在、農村伝道神学校・清泉女子大学ほか非常勤講師、法政大学大原社会問題研究所・客員研究員。

要友紀子  (カナメユキコ)  (著/文

SWASH(Sex Work And Sexual Health スウォッシュ)代表。著書に『風俗嬢意識調査――126人の職業意識』(共著、ポット出版、2005年)、『セックスワーク・スタディーズ――当事者視点で考える性と労働』(共著、日本評論社、2018年)。

白石嘉治  (シライシヨシハル)  (著/文

1961年生まれ。フランス文学者。上智大学ほか非常勤講師。著書に『増補 ネオリベ現代生活批判序説』(新評論、2008年)、『不純なる教養』(青土社、2010年)など。『来たるべき蜂起』(彩流社、2010年)や『われわれの友へ』(夜光社、2016年)といった不可視委員会の著作の紹介にも取り組む。最近の共著に白石嘉治+栗原康『文明の恐怖に直面したら読む本』(ele-king、2018年)がある

栗原康  (クリハラヤスシ)  (著/文

1979年埼玉県生まれ。現在、東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。著書に『大杉栄伝――永遠のアナキズム』(夜光社、2013年)、『はたらかないで、たらふく食べたい』(タバブックス、2015年)、『菊とギロチン――やるならいましかねぇ、いつだっていましかねぇ』(同、2018年)、『アナキズム――一丸となってバラバラに生きろ』(岩波書店、2018年)など。ビール、ドラマ、詩吟、長渕剛が好き。

五井健太郎  (ゴイケンタロウ)  (著/文

1984年新潟県生まれ。現在、東北芸術工科大学非常勤講師。専門はシュルレアリスム研究。翻訳に、マルグリット・デュラス「ただ狂人たちだけが完璧に書く」(『マルグリット・デュラス』河出書房新社、2014年)、ヴァージニア・ウルフ「壁のしみ」(『HAPAX』7号、夜光社、2017年)、マーク・フィッシャー『わが人生の幽霊たち――うつ病、憑在論、失われた未来』(ele-king、2019年)など。絵が好き。

上記内容は本書刊行時のものです。