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出版者情報
旅する少年
発行:春陽堂書店
四六判
416ページ
定価
2,600円+税
- 書店発売日
- 2021年10月7日
- 登録日
- 2021年9月7日
- 最終更新日
- 2021年9月10日
書評掲載情報
2021-12-26 |
読売新聞
朝刊 評者: 栩木伸明(早稲田大学教授・アイルランド文学者) |
2021-10-23 |
毎日新聞
朝刊 評者: 池澤夏樹(作家) |
2021-10-16 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
この「世界」の輪郭を確認したかった。
一九七三年、十二歳の少年は、熱に浮かされたように、日本全国への旅を始めた。
デゴイチ(D51)、シゴナナ(C57)などと呼ばれた、消えゆく蒸気機関車を追いかける旅の中で、少年は「忘れえぬ人びと」「忘れえぬ風景」と出会う。中学卒業までの四年間に繰り返した北海道や沖縄などへの旅を通して、少年の「世界」は広がっていく。
著者撮影の写真、当時の切符類なども多数掲載。
「いま自分が立つ世界が、どこまで、どんなふうに続いているか。見知らぬ町や村で、どんな人たちが、何をして働き、食べ、暮らしているのか? 自分で出向いて、この「世界」の輪郭を確認したかった」(本書より)
目次
カラー口絵
旅を始めるまでのこと
寂しさに負けながら
春とともに終わる
旧二等兵と父
初めての北海道
学級新聞と紙パンツ
吹雪がやむとき
福井という原郷
思春期を持て余す
雪女の伝説
沖縄とTシャツ
二つの短い旅の記憶
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。