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マリス・ヤンソンス マルクス・ティール(著/文) - 春秋社
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マリス・ヤンソンス (マリスヤンソンス) すべては音楽のために (スベテハオンガクノタメニ)

芸術
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発行:春秋社
四六判
縦195mm 横138mm 厚さ32mm
424ページ
定価 3,300円+税
ISBN
978-4-393-93604-7   COPY
ISBN 13
9784393936047   COPY
ISBN 10h
4-393-93604-3   COPY
ISBN 10
4393936043   COPY
出版者記号
393   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年6月20日
最終更新日
2022年7月30日
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紹介

世界的に活躍した指揮者マリス・ヤンソンス(1943-2019)の生涯。
ラトビアに生まれ、カラヤン、ムラヴィンスキーという東西の両巨匠に見出されたヤンソンス。オスロ・フィルの指揮者として頭角をあらわし、ピッツバーグ響を経て、21世紀に入ってからはアムステルダム・コンセルトヘボウ・オーケストラとバイエルン放送交響楽団というヨーロッパのトップ・オーケストラの首席指揮者を兼任した。ベルリン・フィルを筆頭に数多くの客演もこなし、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでは三度(2006年、2012年、2016年)指揮をつとめている。
そんな巨匠ヤンソンスの生涯を幼年時代から、惜しまれつつ世を去るまで、オーケストラとの仕事を中心にたどる。
ミュンヘンで長年ヤンソンスを取材してきた著者が、本人へのインタビュー、苦楽をともにしたオケメンバーによる回想、さらには個々の楽曲の演奏分析や演奏会評を交えつつ、名だたるオーケストラのシェフとしての軌跡と、その証たる精緻な音楽づくりに迫る。家族との思い出や、自身の健康面、さらにはオケのためのホール建設をめぐってたびたび辛酸をなめたことまで赤裸々に綴られる。

【写真(16頁)・略年譜・詳細なディスコグラフィつき】

目次

まえがき

第二の誕生
父親たち
指揮台への第一歩
ソ連からの巣立ち
オスロ・フィルとの「事実婚」
チャイコフスキーで大躍進
ロシアの誘惑、国際的な成功
イギリスとウィーンでの「浮気」
人生を変えた心筋梗塞
怒りと共に去る
ピッツバーグになじむまで
対立と甘い誘惑
ある米国オケの変化  
バイエルン放送響の再出発と改革
コンセルトヘボウでの刀礼
ミュンヘンのコンサートに変化を
アムステルダムでの試行段階
ホールをめぐる新たな闘い
オペラへの復帰
バイエルンのオケと世界を旅して
解釈と柔軟さ
個人的な好み
ウィーンのニューイヤー・コンサート
日々のストレス、そしてキャンセル
教育活動と厳しいスケジュール
新ホール――生涯をかけたプロジェクト
アムステルダムでのフィナーレ
ベルリンからの誘い
あちこちへの旅、そして現代曲
祝祭でのオペラ、意外なシューベルト
因縁のチャイコフスキー
最後の舞台
コーダ

謝辞
訳者あとがき

マリス・ヤンソンス略歴
ディスコグラフィ
人名索引

著者プロフィール

マルクス・ティール  (マルクス ティール)  (著/文

Markus Thiel(マルクス・ティール)


1965年、ドイツ・バイエルン州のバート・テルツに生まれる。ミュンヘン大学卒。同地の新聞『ミュンヒナー・メルクーア』で音楽欄を担当するジャーナリスト。とくにオペラと声楽に造詣が深く、オペラ専門誌『オーパーンヴェルト』にも寄稿し、またドイツ・レコード批評家賞の審査員もつとめている。著書にEdita Gruberova -“Der Gesang ist mein Geschenk” : Biografie. Bärenleiter/Henschel 2012 がある(未訳)。

小山田 豊  (オヤマダ ユタカ)  (翻訳

上智大学大学院博士課程満期退学。早稲田大学ほか兼任講師。C・テヴィンケル『コンサートが退屈な私って変?』(春秋社)によりマックス・ダウテンダイ独和翻訳賞受賞。ほかに訳書としてI・メッツマッハー『新しい音を恐れるな』(春秋社)、K・デッカー『愛犬たちが見たリヒャルト・ワーグナー』(白水社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。