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安心な認知症 マンガとQ&Aで、本人も家族も幸せになれる! 繁田 雅弘(監修) - 主婦と生活社
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安心な認知症 マンガとQ&Aで、本人も家族も幸せになれる! (アンシンナニンチショウマンガトキューアンドエーデホンニンモカゾクモシアワセニナレル)

スポーツ・健康
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四六判
192ページ
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-391-15657-7   COPY
ISBN 13
9784391156577   COPY
ISBN 10h
4-391-15657-1   COPY
ISBN 10
4391156571   COPY
出版者記号
391   COPY
Cコード
C0077  
0:一般 0:単行本 77:家事
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年11月1日
最終更新日
2021年12月21日
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紹介

NHKの人気テレビ番組司会者・立川志の輔さんも推薦!

「認知症の人が見ている世界/感じている世界」「認知症の介護をする家族が必要とする知恵」を、“認知症診療の第一人者”で日本認知症ケア学会理事長の繁田雅弘医師を代表とする、認知症にかかわる“プロフェッショナル”たちが、さまざまな視点から徹底解説。
取材ルポマンガ入りで楽しく読めて、超高齢社会ニッポンを待ち受ける「認知症世界の歩き方」が習得できる一冊です!

<本書に掲載されている内容から抜粋 ※詳細は本書をご覧ください>

Q:夫が「軽度認知障害」(MCI)と診断されました。いずれ認知症になるのでしょうか?
A:軽度認知障害と診断された場合、その後、認知症へ進展するかどうかは、じつはわかりません。診断された人には以下のように説明することがあります。
「あいまいで中途医半端な状態なので戸惑うかもしれません。でもあまり気にせずに、まずはバランスのよい食事や適度な運動、持病の治療など、健康全般に気をつけることを心がけてください。何かを諦めたり、自信をなくしたりする必要はありません」

Q:父が認知症と診断されました。進行を防ぐために「脳トレ」をさせようと思います。いかがでしょうか?
A:世界保健機関(WHO)が2019年に発表したガイドラインでは、脳トレなどの認知トレーニングの効果は否定されているわけではありませんが、エビデンス(医学的根拠)のレベルは非常に低いと示されています。脳トレが好きでやりがいを感じてやっているなら問題ありませんが、楽しめずにストレスを感じている場合は、やめたほうがよいでしょう。

Q:認知症になって数年もたてば、家族の顔もわからなくなると聞きました。本当ですか?
A:認知症が進行していく経過やスピードは患者さんによってさまざまで、数年で症状が進む人もいれば、亡くなるまで症状が軽い人もいます。認知機能テストの点数は落ちても、仕事や日課を行うことをやめずにこれまでの生活を継続し、安定した状態が続いている人もいます。

Q:家族が認知症と診断されました。これから、どうしたらよいでしょう?
A:早めに考えたいのは、家族の財産・経済状況を把握すること。年金や貯金、土地、金融商品、負債などは、できるだけ症状が進まないうち(本人が判断できる時期)に確認しておきましょう。今後、必要になってくる介護費用に備えるためにも大切です。

Q:乱暴な物言いや徘徊、物盗られ妄想など、認知症の「行動・心理症状」は、介護のやり方しだいで起こりにくくなるって本当ですか?
A:本人が感じている不安や孤独感が軽くなり、気持ちが落ち着くと、起こりにくく、改善しやすいことがわかっています。

……本書では、多くの人たちが感じてる不安を“安心に変えるアドバイス”が、具体的かつ実践的にたっぷりと紹介されています。

目次

■序章)介護家族から学ぶ「認知症の真実」
●症状が進んでも……/「認知症の本人」のホンネ/親戚や近所の人たちとの付き合い方/他

■第1章)認知症への不安がなくなる「医療の最新常識」
●認知症の可能性がある人/認知症を診てくれる医師の見つけ方/「誤診」問題/認知症と診断されたら……/「認知症の予防法」に対する誤解/薬について知っておくべきこと/他

■第2章)本人も家族もラクになる!「介護環境」の整え方
●診断されても慌てずに済む基礎知識/介護認定を受けるコツ/ケアマネジャーの選び方/「認知症カフェ」の賢い活用法/「介護費用」の支出額を抑える基本知識/「成年後見制度」「家族信託」のデメリット/他

■第3章)知っておくと役立つ! 介護家族の知恵
●できれば避けたい“認知症のNGケア”……何度も同じことを聞いてくる/家を出て帰ってこられなくなった/家電製品の操作ができなくなってきた/「あれ」「それ」で会話がうまくできなくなってきた/他

■特別企画)“認知症のプロ”が、親の認知症に直面してわかったこと

■第4章)認知症とともに、幸せに暮らす
●第三者の存在が大事/「認知症病棟への一時入院」という選択/まだ大丈夫なうちから、施設入居の準備を/義務感にかられたムリな介護は避ける/納得の高い「看取り」のコツ/他

著者プロフィール

繁田 雅弘  (シゲタ マサヒロ)  (監修

東京慈恵会医科大学精神医学講座教授。日本認知症ケア学会理事長。認知症専門医。東京慈恵会医科大学を卒業後、精神医学講座に所属し、1992年よりスウェーデン・カロリンスカ研究所老年病学教室の客員研究員、2003年より東京都立保健科学大学教授、2005年より首都大学東京健康福祉学部学部長、2011年より首都大学東京副学長を務めた。2017年より東京慈恵会医科大学精神医学講座教授に就任、同時に首都大学東京(現 都立大学)の名誉教授の称号を得た。医療の枠にとらわれず、認知症の人をいかに支えるかを追求。神奈川県平塚市の実家にて認知症の啓発活動などを地域住民と共に行う「SHIGETAハウスプロジェクト」を主催。

森下 えみこ  (モリシタ エミコ)  (イラスト

静岡県生まれ。コミックエッセイのほか、書籍や広告、雑誌などのイラスト、マンガを手がけている。おもな著書に『40歳になったことだし』(幻冬舎)、『マンガでわかる「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』(すばる舎)、『老けない人はこれを食べているマンガ版』(新星出版社)、『今日も朝からたまご焼き』(KADOKAWA)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。