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俠の歴史 東洋編 下
- 初版年月日
- 2020年11月25日
- 書店発売日
- 2020年12月9日
- 登録日
- 2020年7月10日
- 最終更新日
- 2020年7月10日
紹介
士は己を知る者のために死す、「俠」とは、おとこ気。おとこだて、いさみはだの女。儀に富み強気をくじき弱気きを助ける勇者のこと。
歴史上無数にいる「俠者」から「これぞ」という生き方や死に様をした人物を精選して掲載。清水書院の歴史シリーズ『悪の歴史』の姉妹編登場!
梁山泊に籠もった『水滸伝』の英雄たち、農民を率いて明王朝を倒した李自成、革命家にして詩人の秋瑾、秀吉の侵略に抗した朝鮮の英雄李舜臣、朝鮮王朝末期に農民反乱を率いた全棒準、中世から近代に生きた「俠者」を描く。
目次
目次(内容と構成)
序『三国志演義』にみる「俠」なる生き方―明代史の視点から上田 信3
金庾信新羅の三国統一における最大の功臣─植田喜兵成智26
弓 裔新羅を憎悪し、高句麗再興を掲げた隻眼の僧─須川英徳42
寇 準「義に赴き、白刃を忘れ」、宋遼の百年平和をもたらした俠─王 瑞来62
笵仲淹「公罪の無かる可からず」、政治家の義俠─王 瑞来82
辛棄疾「男児は死に到るも心鉄の如し」、文武両道の義俠─王 瑞来104
崔忠献王を越える権力者になった男─須川英徳116
チンギス・カンどん底から世界征服者へ駆け上がった英雄とそれを支えた僚友・盟友たち─四日市康博134
崔 瑩社稷に身命を捧げた高麗の武人─加藤裕人150
馬皇后天下を慈愛で包んだ大姉御─上田 信168
『水滸伝』にみる俠「俠」の死に場所・梁山泊に集った一〇八人─荒木達雄180
王陽明小説の主人公となった儒者提督─林 文孝196
王 直明朝と対峙した海の俠者─上田 信210
李舜臣朝鮮の救国の英雄、「東洋のネルソン」の素顔─鈴木 開228
沈惟敬日中国交回復に命を賭けた俠士─上田 信244
「流賊」前の李自成と張献忠明末、游民たちの「俠」─吉尾 寬260
鄭芝龍海の軍閥を創始した梟雄─上田 信276
孝荘文皇后モンゴルから来た大清帝国の〝国母〟─杉山清彦290
石達開君主に遠ざけられた義王─菊池秀明306
金玉均「大逆不道」か、悲運の改革者か─須川英徳320
全琫準すべては民と国のために─趙 景達340
崔益鉉誇り高きソンビ=士の精神─趙 景達354
譚嗣同悲劇的結末を招いた俠気と狂気─宮古文尋370
秋 瑾強い心で追い求めた理想の生き様─宮古文尋386
蔡 鍔革命を導いた熱き決断と冷静な判断─宮古文尋400
張作霖馬賊から大元帥へ─澁谷由里412
執筆者略歴426
上記内容は本書刊行時のものです。