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討議事例から考える「公共」の授業
- 初版年月日
- 2021年7月10日
- 書店発売日
- 2021年7月14日
- 登録日
- 2021年6月22日
- 最終更新日
- 2021年7月8日
紹介
大学の研究者、行政実務者、高校教員など多彩な執筆陣が、現代社会の課題を哲学的・倫理的な視点で丁寧に解説。
民主主義、難民問題、少子高齢化、これからの働き方、環境問題など、高校新科目「公共」を学習するうえで重要と思われるテーマを取り上げています。
自ら考えを深め、発信する力を養う授業に活用できる討議事例集。
目次
はじめに
「公共」新設の背景と経緯
「公共」の位置づけと内容
本書の使い方
A 公共の扉
A-1 スマホを持っていない人がいてもクラスのSNSグループをつくってよいか
A-2 人に親切にすることは善いことか、また人に親切にすることを強制できるか
A-3 目の前にあるケーキをどのように分けたら公平といえるだろうか
A-4 どうしてルールを守らなくてはいけないのか
A-5 コンピュータによる仮想現実だとしても願望がすべてかなえられたら幸せといえるか
A-6 生徒会長だからといって独断でイベント開催を決めてよいだろうか
A-7 夏祭りの日に交通規制をすることはしかたないのだろうか
A-8 来年以降のことは考えずに部費の残高を使い切ってもよいだろうか
「公共」における哲学・倫理学的アプローチ
B 現代社会の諸課題[基礎編]
B-1 プラスチックごみによる環境破壊を食い止めるにはどうしたらよいだろうか
B-2 選挙によって代表者を選ぶことで住民の意思が十分に反映されているといえるか
B-3 大学の授業料は誰がどのように負担するべきか
B-4 日本は、将来の労働力として外国人労働者の受け入れを拡大すべきだろうか
B-5 どのような視点でSDGsに向き合えばよいだろうか
領土防衛 ― 応用倫理学の視座から
B' 現代社会の諸課題[発展編]
B'-1 高齢世代と非高齢世代、さらに将来世代の格差をなくすにはどうしたらよいだろうか
B'-2 ホームセンターとガソリンスタンドを公費を使って建設・運営してもよいか
B'-3 財政赤字が続く日本が経済破綻しないためどんな政策を考えたらよいだろうか
破綻しないが前進しない、日本経済の不思議
B'-4 日本の働き方はどのように変わっていくのか
「公共」とこれからの大学入試について
付録 高等学校 学習指導要領「公共」
執筆者一覧/参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。