...
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
人権規定の法的性格
発行:三省堂
縦220mm
288ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2002年1月
- 登録日
- 2016年3月6日
- 最終更新日
- 2016年3月6日
紹介
著者の主な研究領域は人権規定の法的性格である。立命館大学大学院の特別研究生として著者が研究生活に入ったのは一九五六年であった。朝日訴訟の発端となる保護変更決定が出された年である。当時の憲法学ないし人権論の状況をふりかえれば、第一に、新憲法制定以降の「啓蒙的」人権解説期を脱し、第二に、占領期における「超憲法的」人権制限期を過ぎ、そして第三に、五〇年代前期までを特徴づける右のような状況を克服するために、新憲法によって導入された違憲立法審査制の実質化に向けて違憲審査基準・方法論などがようやく本格的に論じられ始めた時期であった。本書では、そのような時期に研究生活に入った著者が、以後の各時期の各テーマにどのような問題意識で対応しようとしたのか、現時点でそれはどのように軌道修正されるべきかについて簡潔に叙述する。
目次
第1章 基本権規定の法的性格-ワイマール憲法成立過程における展開
第2章 制度的保障論
第3章 社会権の法的性格
第4章 財産権の構造
第5章 地方自治権の性格と内容
上記内容は本書刊行時のものです。