..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
受注センター:
本社営業部 編集部:
注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:
呼び出し
発行:三修社
四六判
320ページ
定価
2,800円+税
- 初版年月日
- 2022年5月30日
- 書店発売日
- 2022年6月2日
- 登録日
- 2022年4月8日
- 最終更新日
- 2022年4月15日
書評掲載情報
2022-07-02 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 松永美穂(ドイツ文学者) |
MORE | |
LESS |
紹介
「私は呼び出しを受けている」。朝の八時前、この告白とともに一人の女性が住まいを出る。一九八〇年代のルーマニア、とあるアパレル縫製工場で働く「私」は、今日は自分に出会いたくないという屈折した気持ちを朝から抱く。国外逃亡の嫌疑をかけられたため、毎回十時きっかりにアルブ少佐の尋問に出頭しなければならならず、今日がまさにその日だ。(訳者あとがきより)
原題:Heute wär ich mir lieber nicht begegnet(今日は自分に会いたくなかったのに)
あたかも、万華鏡の中に閉じ込められて、覗き見られながら、変転する自らの過去を追想しているかのような「私」。――監視下の窒息的な愛と時間の中に棚引く死の記憶。
推薦帯文 小説家 平野啓一郎氏
上記内容は本書刊行時のものです。