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21世紀の結婚ビジネス
アメリカメディア文化と「妻業」
発行:三一書房
四六判
縦188mm
横127mm
厚さ20mm
重さ 322g
270ページ
定価
2,300円+税
- 初版年月日
- 2024年3月25日
- 書店発売日
- 2024年3月13日
- 登録日
- 2024年2月16日
- 最終更新日
- 2024年3月12日
紹介
妻は女性であり、女性はジェンダーという事実によって不利な立場に置かれたまま。
……大衆文化は、妻を権利を奪われた集団の一員としての地位から完全に解放することはないだろう。
この制約のあるままに妻たちがブランド化、個人起業家、フランチャイズ化、複合企業参与となっても、「大衆文化」という大きな枠組みの中では、悲しいかな、まだ「CEO」にはなっていない。(本文より)
目次
日本の読者へ
◉ はじめに
妻産業/結婚――昔と今/結婚と階層分化/同性婚と愛の再考/起業としての結婚/妻の座のステージ
◉ 第1章 起業する妻たち
厳しい時代の労働のようなデート/オンラインデート市場における交換価値の最大化/オンラインデートとブランド化された自己/オンライン領域における利用制限と排他性/結論――結婚パニックと新たな希少性
◉ 第2章 もうすぐ妻に
感情の規制、結婚番組、現代の花嫁の苦境/リアリティ・デート番組そして賞品としての夫/「億万長者との出会い」で不適格な交際者を見破る/悪しき花嫁のテーマ――ブライドジラ現象の起源とその実践/結婚労働の一つ、減量/結論――文化行事としての結婚式特集
◉ 第3章 主婦の復活
アイコンの仕事復帰/主婦――その歴史と文脈/「デスパレートな妻たち」の復古/「本物」の主婦たちの出現
◉ 第4章 良き妻たち
公的不倫と国策としての配偶者関係/クリントンの青写真/不倫とセレブリティのメディア回路/不当な扱いを受けた妻の回想録に見る被害者意識の再定義/結婚という道具的手段と「アメリカの赤ちゃん」/彼がブランドにとって良くない場合
◉ 謝辞
◉ 訳者あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。