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在日朝鮮人を生きる
〈祖国〉〈民族〉そして日本社会の眼差しの中で
発行:三一書房
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ19mm
重さ 310g
336ページ
定価
2,800円+税
- 初版年月日
- 2022年3月21日
- 書店発売日
- 2022年3月22日
- 登録日
- 2022年1月31日
- 最終更新日
- 2022年3月7日
紹介
「明るくていい子たちだなぁ」朝鮮学校の学生たちに対する第一印象だ。
「この子たちはなぜこんなに明るいのだろうか?」
学生たちは体系的な民族教育を受けながら、朝鮮の言語・文化・歴史を学び、自らのルーツを明確に確認し、朝鮮人として日本社会で堂々と生きていく力をつけている。
それは「何か確実なものに守られている」安心感(すなわち朝鮮学校そのもの)の中で培われたものなのだ。(本文より)
目次
◉ 第Ⅰ部 朝鮮学校との十年
・緒言
・第一章 朝鮮高校研究に向けて
・第二章 朝鮮学校で学ぶということ──排外主義の中で
・第三章 〈祖国〉への修学旅行──朝高三年生の〈祖国訪問〉同行調査から
・第四章 「北朝鮮」言説と朝鮮学校──マジョリティの「良心」が「暴力」になるとき
・エッセイ 平壌で乾杯──私が出会った人たち
祖国の愛は温かい
とりこになったインジョコギパップ
平壌の障がい児施設を訪ねて
帰国子女の悩み
地域が育てる─正明くんのこと
運転手としての誇り
만남─出会い
最高の連れ
◉ 第Ⅱ部 ある在日朝鮮人家族親族の生活史─三十年間を見つめて
・緒言 在日朝鮮人の家族・親族の世代間生活史調査とX家──調査の概要
・第一章 X家の世代別生活史──上昇移動の生活史
・第二章 ある在日朝鮮人家族・親族の生活史に見る民族意識の変遷──上昇移動の後に
・第三章 X家と朝鮮学校・総聯──X家の生活史のもう一つの側面を読む
上記内容は本書刊行時のものです。