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時務の研究者 姜徳相
在日として日本の植民地史を考える
発行:三一書房
四六判
縦188mm
横127mm
厚さ19mm
重さ 326g
271ページ
定価
2,200円+税
- 初版年月日
- 2021年4月
- 書店発売日
- 2021年4月26日
- 登録日
- 2021年2月15日
- 最終更新日
- 2021年4月22日
書評掲載情報
2021-06-19 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
在日の歴史研究者としての「時の務め」とは何か。
強制連行研究の第一人者、朴慶植は姜徳相に語った。
「朝鮮人が日本に住んでいるのは自分で好きで来たわけじゃない。それを明らかにするということだ。日本の政策によって来た人間だ。これは日本の国家責任だ。それを問うのが時務の歴史だ。それを訴えることが歴史家のやることだ」
植民地時代には皇国少年であり、のちに関東大震災時朝鮮人虐殺を世に問うた姜徳相が歩んだ半生。
歴史研究者として自立していく過程で出会った恩師や友人たちを回想するとともに、当事者である日本人が手付かずにしてきた植民地時代の研究を丹念に掘り起こし問題を提起し続けた、在日の歴史研究者たちを語る。
目次
第1 部 少年期(植民地時代の皇国少年)
第2 部 青年期(民族を失った在日の苦悩)
第3 部 大学時代(中国史から朝鮮史へ)
コラム 国籍条項と差別
第4 部 研究者として歩みだす
第5 部 文化センター・アリラン創設(歴史や文化を学ぶ殿堂を)
第6 部 いま思うこと
在日史学について
あとがき/年譜
上記内容は本書刊行時のものです。