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戦後が若かった頃に思いを馳せよう
憲法・沖縄・アジア・戦後補償・靖国
- 初版年月日
- 2019年2月
- 書店発売日
- 2019年2月6日
- 登録日
- 2018年12月15日
- 最終更新日
- 2019年1月30日
紹介
ベトナム反戦運動を闘った欧州の学生運動の担い手たちが、フランス社会党、西ドイツ(当時)社会民主党の運動などに参加し、 やがては政権を担うようになったのに比べ、私たちは本当に「過ち多き時代」を過ごしてきた。……身体を鍛えるべき時に鍛えないと身体を鍛えることができないように、感性を鍛えるにも、鍛える「時」がある。
私は、この「過ち多き時代」を二度と体験したくはない。(本文より)
目次
Ⅰ はじめに いくつかの映画と本と
プロ意識を刺激された二本の映画 『顔のないヒットラーたち』、『ブリッジオブスパイ』を観て
ヒトラー政権下の子どもたち 『そこに僕らは居合わせた』、『片手の郵便配達人』を読む
卵はいつか鳥になって岩を超える 廬武鉉元大統領がモデルの韓国映画『弁護人』を観る
『星夜航行』、『出星前夜』(飯嶋和一)を読む 秀吉の朝鮮侵入略奪から島原蜂起まで
天皇代替わりに思う 神話と歴史を峻別した津田左右吉も抜け出せなかった「皇室」という呪縛
『壁あつき部屋』と『軍神山本元帥と連合艦隊』との併映 60年前、偶々小学5年生が遭遇したB・C級戦犯映画の衝撃
君は『虹色のトロツキー』を見たか 『原点 THE ORIGIN 戦争を描く、人間を描く』(安彦良和)を読む
Ⅱ 憲法
戦後が若かった頃に思いを馳せよう 法の下剋上から明文改憲への「安倍改憲」とどう闘うか
自衛隊明記の改憲案 人類は平和、独立、安全という「普遍的価値」を掲げて戦争をして来た
自衛権の根拠を憲法第13条「幸福追求の権利」に求める危うさ 肥大化する「自衛権」に対する歯止めは何か
昭和16年12月7日の早明戦 憲法破壊の安倍政権に対する闘いは3つの共闘
Ⅲ 日本・韓国・中国
韓国大法院徴用工判決に思う 歴史問題の解決に求められる加害者の慎みと節度
「日韓合意」は慰安婦問題の最終的解決でなく出発点 合意を日韓民衆間の不信連鎖の罠としてはならない
慎みなくして寛容は得られない あなたは韓国憲法の前文を読んだことがありますか
「平和資源」としての日中平和友好条約 民間交流が切り拓いた日中友好
三菱マテリアル中国人強制労働事件和解
Ⅳ 靖国
靖国史観が透けて見える安倍首相の70年談話 何故、日露戦争の「勝利」から始まるのか
靖國神社宮司辞任騒動が明らかにした「戦死者の魂独占」の虚構 一宗教法人任せの追悼は国の怠慢、国立の追悼施設創れ
村山首相談話に見る戦没者追悼の有り様 ひたすら追悼し、決して戦没者を称えたり、感謝したりしてはならない
上記内容は本書刊行時のものです。