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別れの谷
消えゆくこの地のすべての簡易駅へ
発行:三一書房
四六判
288ページ
定価
2,000円+税
- 書店発売日
- 2018年8月10日
- 登録日
- 2018年7月19日
- 最終更新日
- 2018年7月19日
紹介
「わたしのことを記憶しつづけていてください」
夢から覚めたとき、それは見捨てられた駅が話しかけてきたのだと思った。この小説はそんなふうにして生まれた。
だから、二人の男、それから二人の女をめぐるエピソードより成るこの小説の本当の主人公はあの簡易駅なのだ。
「別れの谷」という悲しき名を背負ってそこに生まれた駅は、もはや皆からは忘れられ、跡すら残すことなく、 ひとり消え去ろうとしている…… ( 作者のことばより )
目次
プロローグ
秋――別於谷の詩人
夏――別れの谷
冬――帰路
春――指
エピローグ
著者の言葉
作品解説
上記内容は本書刊行時のものです。