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人体の力学 松井 剛一(著/文 | 編集) - コロナ社
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人体の力学 基礎から学ぶバイオメカニクス

発行:コロナ社
A5判
240ページ
定価 3,100円+税
ISBN
9784339072464
Cコード
C3047
専門 単行本 医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年5月
書店発売日
登録日
2020年3月30日
最終更新日
2020年5月21日
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紹介

【書籍の特徴】
・「類別」
バイオメカニクス分野を学習する学生の入門的教科書
医学と工学とを融合させた専門的な基礎教育教材
・「対象」
医療、医用、保健、福祉、看護、介護などの分野への従事を目指す学生、
これらの分野で基礎的研修を望む技術者・研究者
人体の内部や外界環境の影響に関心のある人
・「指標と成果」
ヒト(人体)のもつ能力・機能について、正確な理解と基本的な解釈力の習得。
応用力学に基づく多方面の視点からの人体の力学的特性に関する解釈能力の涵養。

【内容について】
人体機能を正確に理解する手段として、ユニークで広範な内容を網羅している。
① まず、解剖生理学の初歩を学び,続いて、応用力学(一般力学、運動・機構学、固体力学、振動力学、流体力学、熱力学)の基礎を習得する。
② それをもとに、バイオメカニクスの基礎となる運動器系の力学,歯の力学,循環器系の力学,人体の熱力学,人体の歩行運動と制御,ヒトの生体物性(外界環境の影響),さらに、実験計測の際に広く役立つ考え方と信頼性のある測定データの扱い方に関する計測技術について学習できるよう,平易に解説している。
③ 本書の習得によって,応用力学の原理を人体の力学的諸問題に適用し,問題解決へのアプローチを学び、次の段階への基礎を修得できる。
本書では、初歩から専門基礎までを学べ,さらに学習が望まれる内容は「バイオナビ」、発展の期待される課題は「バイオのタネ」として紹介している(一部web掲載)。
索引は、重要な専門用語の物理的意味を直接調べたり、その英語表記を確認する際に役立つ。

【著者からのメッセージ】
バイオメカニクスは、学際的境界領域にあるので、直接、専門領域に進まずに、コツコツと周辺基礎領域からじっくり学び、バイオメカニクスを習得するよう頑張ろう!
単に技術等資格試験にパスすればよいのではなく、なぜそうなるのかその仕組みを深く理解すれば、スムーズに業務をこなせるようになりレベルアップにつながるでしょう!
人体の内部や外部環境における力学的諸問題に、常日頃、関心を持っている人には必携の書となるでしょう。

目次

1.人体の構造と機能
1.1 組成と構成
 1.1.1 人体の全体像
 1.1.2 細胞・組織・器官・個体
 1.1.3 タンパク質と遺伝子
 1.1.4 構成元素
1.2 器官機能と構造
 1.2.1 運動機能 ―運動器系―(骨格系,筋系,神経系)
 1.2.2 生命維持機能 ―消化器系,泌尿器系,呼吸器系,脈管系―
 1.2.3 制御・調節機能 ―神経系,内分泌系―
 1.2.4 感覚・センサ機能 ―受容器(感覚器),末梢神経系,中枢神経系―
 1.2.5 生殖機能 ―生殖器系―
 1.2.6 器官機能のまとめ

2.運動学・力学の基礎
2.1 一般力学
 2.1.1 はじめに
 2.1.2 物質・物体の基礎的性質
 2.1.3 物体の運動学的・力学的取扱いの基本
 2.1.4 静力学(力とモーメントのつり合い)
 2.1.5 動力学
2.2 運動・機構学の基礎
 2.2.1 ヒトの動きと機構
 2.2.2 点と形(物体)の動きの表現
 2.2.3 座標変換
 2.2.4 機構学の基礎 ―リンク機構―
 バイオナビ2.1 各種機構
2.3 固体力学の基礎
 2.3.1 力学および荷重の分類
 2.3.2 応力の種類
 2.3.3 ひずみの種類
 2.3.4 応力–ひずみ関係
 2.3.5 材料の引張応力–ひずみ関係
 2.3.6 線形粘弾性体の理論(一部web掲載)
2.4 振動力学の基礎
 2.4.1 振動と波動の分類
 2.4.2 調和振動の表示
 2.4.3 調和振動の合成と分解
 2.4.4 振動系の基本要素と自由度
 2.4.5 等価系
 2.4.6 固有角振動数 ―非減衰自由振動―
 2.4.7 1自由度系の振動
 2.4.8 連続体(分布定数系)の振動:波動
 2.4.9 不規則振動
2.5 流体力学の基礎
 2.5.1 流体の基本特性
 2.5.2 流体の静力学
 2.5.3 流体の動力学
 2.5.4 流れの力学的相似と無次元量
 2.5.5 流体から受ける力
 バイオナビ2.2 特殊な流れ
2.6 熱力学の基礎
 2.6.1 熱とエネルギー
 2.6.2 可逆変化と不可逆変化
 2.6.3 熱力学の第1法則
 2.6.4 熱力学の第2法則
 2.6.5 内部エネルギーとエンタルピー
 2.6.6 理想気体の状態変化
 2.6.7 伝熱の基礎
 バイオのタネ2.1 食品のエネルギー
演習問題

3.運動器系の力学
3.1 骨・軟骨のバイオメカニクス
 3.1.1 下肢骨格の解剖学
 3.1.2 股関節の解剖学
 3.1.3 下肢の静力学
 3.1.4 緻密骨の破壊
 3.1.5 軟骨と変形性関節症
3.2 関節の力学モデル
 バイオナビ3.1 関節運動の生体内測定法
 バイオナビ3.2 3次元運動学
演習問題

4.歯の力学
4.1 歯硬組織の力学的特性
4.2 歯
4.3 歯の力学的特性
 4.3.1 象牙質の圧縮特性
 4.3.2 エナメル質の圧縮特性
 4.3.3 象牙質およびエナメル質の引張特性と曲げ特性
 バイオのタネ4.1 歯根破折とは?
演習問題

5.循環器系の力学
5.1 力学的特徴
5.2 血液と血管の物性
5.3 血流の力学
 5.3.1 血流の保存則
 5.3.2 層流と乱流
 5.3.3 ずり応力
 5.3.4 血流の性質
 バイオナビ5.1 血流測定方法
5.4 血圧と血流量
 5.4.1 血圧と血流量の関係
 5.4.2 血圧と血流の相互特性
 5.4.3 血圧測定
 5.4.4 血管物性の変化 ―血管弾性と動脈硬化―
5.5 心臓のポンプ機能
5.6 肺循環
演習問題

6.人体の熱力学
6.1 体温調節のメカニズム
6.2 エネルギー代謝
6.3 熱収支 ―熱エネルギーのつり合い―
6.4 組織内の熱移動
 バイオのタネ6.1 熱による健康障害
演習問題

7.歩行運動の力学と制御
7.1 歩行の力学
 7.1.1 筋(肉)の力学的特性
 7.1.2 運動力学的諸量
7.2 歩行の運動学
7.3 歩行の運動力学
 7.3.1 床反力
 7.3.2 体節間の力とモーメント
7.4 歩行の力学的エネルギー
 7.4.1 力学的エネルギーと力学的仕事
 7.4.2 直立二足歩行のエネルギー
7.5 歩行運動のモデル化とシミュレーション
 バイオのタネ7.1 身体機能を改善・補助・拡張・再生する「ロボットスーツHAL®」
 バイオナビ7.1 モーションキャプチャーシステム
7.6 介護の力学
 7.6.1 介護とは
 7.6.2 介護動作とてこの原理
 7.6.3 腰痛発生のメカニズムと腰痛予防
 7.6.4 動作姿勢の力学モデル
演習問題

8.人体の機能と限界(生体物性:外界環境からの影響)
8.1 人体の電気的特性
 8.1.1 人体の電気現象
 8.1.2 受動的電気特性
 8.1.3 能動的電気特性
8.2 人体の磁気特性
8.3 人体の光特性
8.4 人体への放射線の影響
 8.4.1 放射線の種類と性質
 8.4.2 人体組織における放射線の作用と障害
 バイオのタネ8.1 気圧や振動の影響
8.5 人体への流体の影響
 8.5.1 流体から受ける力
 8.5.2 雪崩の影響
演習問題

9.計測技術の基礎
9.1 計測の基本
9.2 計測する量と誤差
 9.2.1 計測する量
 9.2.2 計測の要請と条件
 9.2.3 測定誤差
 9.2.4 計測の不確かさ
9.3 国際単位系(SI)
9.4 MRI計測

参考・引用文献
演習問題解答
索引

上記内容は本書刊行時のものです。