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クリギング入門 阪田 義隆(著/文) - コロナ社
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クリギング入門 空間データ推定の確率論的アプローチ

工業・工学
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発行:コロナ社
A5判
縦210mm 横148mm
240ページ
定価 3,400円+税
ISBN
978-4-339-05275-6   COPY
ISBN 13
9784339052756   COPY
ISBN 10h
4-339-05275-2   COPY
ISBN 10
4339052752   COPY
出版者記号
339   COPY
 
Cコード
C3051
専門 単行本 土木
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年4月23日
書店発売日
登録日
2021年2月24日
最終更新日
2021年3月23日
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紹介

【クリギングとは】
クリギングとは,異なる位置で測定,分析して得られたデータの分布から,別の位置における値を推定する空間内挿推定法の一つであり,自然・社会科学における様々な空間データ,例えば,大気や水中に広がる物質の濃度,ある地域における農作物の収量,地下深くに眠る鉱物の賦存量,ある都市の地価や住宅価格,環境汚染やウィルス感染数などの分布推定に広く用いられています。
クリギングは,ある現象によって発生したデータを,あたかもサイコロを振るように確率的に発生したと仮定します。その際,データは,サイコロのように完全にランダムにではなく,それぞれの現象に応じた空間的な特性を反映して発生したと考え,この特性をデータからモデル化し,最良な値を推定します。その確率論的アプローチは,他の推定法と根本的に異なり,データ分析に基づき様々な現象に対応する汎用性こそ,クリギングの特徴と言えます。

【本書の狙い】
クリギングの入門書として,空間データを扱う研究者,実務者,学生の方々が,その確率論的アプローチの本質を理解し,実際に研究や実務で使えるようになることを目標としています。平易な文章と図表による具体的な解説に気を配り,推定式だけでなく,具体的な計算手順,エクセルを用いた計算法,実践上の留意点などをまとめています。クリギングを学ぼうと考える多くの方々に手にしていただくことを期待しています。

【各章の内容】
本書は,全6章で構成されます。1章では,空間内挿推定法の一般的な分類を説明した後,簡単な例題を用意し,他の推定法と比較しながら,クリギングの特徴を述べます。そのほか,クリギングの適用実績や,更なる学習に向けた他の参考書も紹介します。2章では,本書を読み進めるために必要な確率統計の基礎をまとめています。3章は,空間データの確率論と題し,多くの方々に馴染みの少ない用語である領域変数,空間相関性,定常性,バリオグラムについて,解説します。4章は,クリギングを解説する章です。最初に,クリギングに共通する特徴をまとめ,続いて,単純クリギング,通常クリギング,普遍クリギング,外生ドリフトクリギング,コクリギング,ブロッククリギング,インディケータクリギングについて順に解説します。それぞれの解説では,実際に用いる手引きとして,まず推定に用いる式をまとめ,続いて式の導出過程や推定の際の補足・留意点を記載しています。また理解の助けとなるよう,各解説では,1章の例題に対する具体的な計算例を示しています。5章では,クリギングの応用として,推定の妥当性評価や最良の推定条件を選定する交差検証法,対象領域全体を推定するマッピング,クリギングの特徴である推定誤差分散を利用したマルチ推定であるシミュレーションについて解説します。6章では,クリギングを用いるガイドラインとして,空間内挿推定法の選定およびクリギングの選定の手順・フローを示すとともに,各段階での実践上の留意点を記載しています。また,読者が自ら計算できるようエクセルを用いた計算法や,著者らによる3つの実践例なども紹介します。

目次

1.はじめに
1.1 クリギングの歴史
1.2 空間内挿推定法の分類
1.3 空間内挿推定の例題
1.4 推定法の比較
1.5 クリギングの適用分野
1.6 関連図書
1.7 本書の構成

2.確率統計の基礎
2.1 確率の定義
2.2 確率の公理
2.3 期待値と分散
2.4 標本と母集団
2.5 確率密度関数と累積分布関数
2.6 標準正規分布
2.7 同時確率
2.8 確率変数の関数
2.9 回帰分析
2.10 統計的推定

3.空間データの確率論
3.1 領域変数
3.2 空間相関性
3.3 定常性
3.4 バリオグラムの推定手順
3.5 バリオグラムの推定例

4.クリギング
4.1 クリギングの概要
4.2 単純クリギング
4.3 通常クリギング
4.4 普遍クリギング
4.5 外生ドリフトクリギング
4.6 コクリギング
4.7 ブロッククリギング
4.8 インディケータクリギング

5.交差検証法・マッピング・シミュレーション
5.1 交差検証法
5.2 マッピング
5.3 シミュレーション

6.クリギングの実践
6.1 実践のためのガイドライン
6.2 Excelを用いた計算
6.3 実践例の紹介
 6.3.1 回帰クリギングによる地下水面推定
 6.3.2 インディケータクリギングによる地質の推定
 6.3.3 シミュレーションによる地盤物性値の推定

記号解説
引用・参考文献
索引

上記内容は本書刊行時のものです。