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音響学の展開 日本音響学会(編集) - コロナ社
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音響学の展開 (オンキョウガクノテンカイ)

工業・工学
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発行:コロナ社
A5判
縦210mm 横148mm
304ページ
定価 4,200円+税
ISBN
978-4-339-01370-2   COPY
ISBN 13
9784339013702   COPY
ISBN 10h
4-339-01370-6   COPY
ISBN 10
4339013706   COPY
出版者記号
339   COPY
Cコード
C3355  
3:専門 3:全集・双書 55:電子通信
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年9月6日
書店発売日
登録日
2021年7月7日
最終更新日
2021年8月5日
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紹介

本書では,音響学における新分野(熱音響,アコースティック・イメージング,音バリアフリー,音のデザイン,音響教育,生物音響)を紹介することで,音響学の諸分野を俯瞰する。音響学の広がりや多様性を感じることのできる一冊。

目次

目次
1.熱音響
1.1 熱音響現象とは 
1.2 熱音響現象の物理 
 1.2.1 音波とエネルギーの流れ 
 1.2.2 熱音響現象の線形理論 
 1.2.3 エネルギー流と空間変化 
1.3 熱音響システムの基本要素 
 1.3.1 作業流体 
 1.3.2 スタック 
 1.3.3 熱交換器 
 1.3.4 導波管 
1.4 熱音響システムの基本構造と具体例 
 1.4.1 熱音響システムの基本構造 
 1.4.2 エネルギー変換の効率化 
 1.4.3 低温度発振 
 1.4.4 小型化 
 1.4.5 サイレンサ 
引用・参考文献 

2.アコースティック・イメージング
2.1 音のシミュレーション 
 2.1.1 音波の基本式 
 2.1.2 FDTD法による定式化 
 2.1.3 初期条件と境界条件 
 2.1.4 安定条件 
 2.1.5 速度分散とグリッド分散 
 2.1.6 プログラムの説明 
2.2 音のイメージング 
 2.2.1 医用超音波断層像の時間分解能 
 2.2.2 超高速超音波イメージングの原理 
 2.2.3 超高速超音波イメージングの応用 
引用・参考文献 

3.音バリアフリー
3.1 音バリアフリーの考え方 
 3.1.1 音バリアフリーの背景 
 3.1.2 音バリアフリーとは 
3.2 音声分野の音バリアフリー 
 3.2.1 聞こえのバリアフリー 
 3.2.2 発話時のバリアフリー 
 3.2.3 音声を利用したバリアフリー 
 3.2.4 学際的な連携 
3.3 電気音響分野の音バリアフリー 
 3.3.1 電気音響分野に関係する技術発展 
 3.3.2 無線伝送を用いた補聴システム 
 3.3.3 補聴器の低遅延技術 
 3.3.4 MEMSマイクロホンアレイを用いた補聴システム 
 3.3.5 スマートフォンを用いた音声生成システム 
 3.3.6 拡張現実(AR)/複合現実(MR)を用いた音情報の視覚提示システム 
 3.3.7 防災行政無線と全国瞬時警報システム(J-ALERT) 
3.4 聴覚分野の音バリアフリー 
 3.4.1 高齢者と聴覚障害者の聞こえ 
 3.4.2 補聴器 
 3.4.3 人工内耳 
 3.4.4 補聴支援システム 
 3.4.5 報知音 
3.5 騒音・振動,建築音響分野の音バリアフリー 
 3.5.1 駅の音環境 
 3.5.2 街中の音環境・騒音低減 
 3.5.3 雨天時の音環境とバリアフリー 
 3.5.4 空港内の音響案内:ガイドラインとマネジメント 
 3.5.5 個人向けの支援システムと選択性 
引用・参考文献 

4.音のデザイン
4.1 音のデザインとは 
 4.1.1 音とデザイン 
 4.1.2 実体感を演出する音のデザイン 
 4.1.3 快音を所有する喜び,音に対する愛着 
 4.1.4 芸術と工学の橋渡しをする「音のデザイン」 
 4.1.5 「音楽」と「騒音」の2項対立の終えん 
 4.1.6 音響学における「音のデザイン」分野 
4.2 音デザインの流れ 
 4.2.1 まずなにを考えるべきか―機能と役割,必要性を検討する― 
 4.2.2 その音が聞かれる状況を予測する―ユーザの特性と周辺環境音との関係性― 
 4.2.3 どんな手法で流すのか―音響システムの設計と構築― 
 4.2.4 音に求められるデザイン的要素を考える 
 4.2.5 音をつくる 
 4.2.6 使われる現場で確認する 
4.3 音デザインの技術 
 4.3.1 音環境の把握 
 4.3.2 音の付与 
 4.3.3 音の評価 
4.4 音デザインの事例 
 4.4.1 製品音 
 4.4.2 サイン音 
 4.4.3 音環境デザイン 
 4.4.4 音のユニバーサルデザイン 
 4.4.5 メディアアートにおける音 
 4.4.6 音楽における音のデザイン 
4.5 音デザインの未来 
引用・参考文献 

5.音響教育
5.1 聴いて学ぶ音響学の実践と評価 
 5.1.1 聴能形成 
 5.1.2 聴能形成のシラバスと訓練システム 
 5.1.3 聴能形成の効果検証事例 
5.2 音響e-Learning 
 5.2.1 シミュレータ 
 5.2.2 音響教育とシミュレータ教材 
 5.2.3 プログラム内の計算技法 
 5.2.4 シミュレータ教材の例 
 5.2.5 シミュレータ教材の実装技術 
 5.2.6 今後のシミュレータ教材 
5.3 教育工学的手法の導入 
 5.3.1 音響教育成果の公表に向けて 
 5.3.2 量的研究手法 
 5.3.3 質的研究手法 
 5.3.4 研究事例 
引用・参考文献 

6.生物音響
6.1 生物音響学とは 
6.2 聴覚系 
 6.2.1 聴器の系統発生 
 6.2.2 脊椎動物の伝音器の構造と機能 
6.3 発声発音系 
 6.3.1 哺乳類 
 6.3.2 鳥類 
 6.3.3 昆虫類 
6.4 音源定位 
 6.4.1 動物の音源定位 
 6.4.2 メンフクロウの音源定位 
6.5 反響定位 
 6.5.1 反響定位とは 
 6.5.2 コウモリの反響定位 
 6.5.3 イルカの反響定位 
6.6 音声コミュニケーション 
 6.6.1 霊長類 
 6.6.2 鳥類 
 6.6.3 昆虫類 
6.7 実験手法 
 6.7.1 聴覚行動実験 
 6.7.2 聴覚生理実験 
引用・参考文献 

索引 

上記内容は本書刊行時のものです。