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花々の言葉 シャルロット・ド・ラトゥール夫人(著) - 国書刊行会
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花々の言葉 (ハナバナノコトバ) 世界ではじめての花言葉辞典 (セカイデハジメテノハナコトバジテン)

文芸
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発行:国書刊行会
B6変型判
368ページ
定価 3,000 円+税   3,300 円(税込)
ISBN
978-4-336-07418-8   COPY
ISBN 13
9784336074188   COPY
ISBN 10h
4-336-07418-6   COPY
ISBN 10
4336074186   COPY
出版者記号
336   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年10月23日
書店発売日
登録日
2025年9月26日
最終更新日
2025年10月27日
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書評掲載情報

2025-12-21 読売新聞  朝刊
評者: 宮部みゆき(作家)
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紹介

清新な物語とともに〈花言葉〉は萌え出した――
文学・歴史・博物学からひもとく花々のメッセージ。

季節ごとに花言葉とその由来を語る、
19世紀フランスの爆発的ベストセラー本邦初訳。

 ◇ ◇ ◇

1819年12月、パリのオード社より刊行された『花々の言葉』は瞬く間に評判となった。

語り手である「わたし」のエピソードを交えつつ、季節ごとの花言葉とその由来、博物学、神話、文学、植物学の知識が優美な筆致で語られる。巻末に付された「花言葉辞典」により、メッセージや詩句をあらわすための花植物を逆引きできる。15枚の繊細な植物画が、書物を可憐にいろどっている。19世紀フランスにおける花言葉ブームの最大の人気作品として版を重ね、ヨーロッパ諸国やアメリカに広く翻訳出版された。

ベストセラーでありながら、著者であるシャルロット・ド・ラトゥール夫人の正体は長年知られることがなかった。日本語版「訳者解説」では、花言葉流行当時のフランスの歴史文化状況に触れるとともに、『花々の言葉』成立にかかわる忘却されたひとびとの生涯を2世紀越しに露わにする。

 ◇ ◇ ◇

原書より再録した美麗な植物画の口絵付。
花名索引・人名索引を完備。

[本文より抜粋]
わたしが植物学者に願うのは、植物について書くとき、人文学的な発想と植物とを結びつけてほしいということだ。そうすれば、どの国民にも理解され、世界が続くかぎり生き続ける知識を集めた、一種の普遍的な事典が出来上がるだろう。〔…〕エジプトのピラミッドはいつの日か消え去り、スフィンクスのように砂漠の砂に埋もれてしまうかもしれない。一方、スイレンとアカンサスは、ナイル川のほとりでいつまでも咲き続けるだろう。

Le langage des fleurs par Mme Charlotte de Latour (1833 [1819])

装丁:アルビレオ

目次

 巻頭資料(口絵)
 訳者まえがき
 凡例

❖花々の言葉

序文


三月: 野の草、芝草 ❊ シダレヤナギ ❊ マロニエ ❊ リラ ❊ アーモンドの木 ❊ ツルニチニチソウ ❊ チューリップ ❊ ミツガシワ
四月: サンザシ ❊ サクラソウ ❊ ミルトス ❊ アカンサス ❊ ウシノシタグサ ❊ ハリモクシュク ❊ スイカズラ ❊ ムラサキウマゴヤシ
五月: スズラン ❊ イボタノキ ❊ エリカ ❊ スイセン ❊ ボダイジュ ❊ イチゴ ❊ タイム ❊ ベニカノコソウ


六月: バラについて ❊ バラ ❊ 一片のバラの花びら ❊ バラの冠 ❊ モスローズ ❊ 咲き誇るバラの花束 ❊ 白いバラと赤いバラ ❊ 草むらのなかのバラの木 ❊ バラをめぐる哲学のいろいろ
七月: ヨモギ ❊ ジャスミン ❊ カーネーション ❊ クマツヅラ ❊ ドクムギ ❊ ウスベニタチアオイ ❊ フクジュソウ ❊ ニセアカシア
八月: ユリ ❊ ストック ❊ コムギ ❊ キンセンカ ❊ レセダ ❊ チョウセンアサガオ ❊ アメリカノウゼンカズラ ❊ タンポポ


九月: 花々 ❊ ワスレナグサ ❊ エゾギク ❊ チュベローズ ❊ サンシキヒルガオ ❊ キダチルリソウ ❊ ヒマワリ ❊ ニオイアラセイトウ
十月: セイヨウキヅタ ❊ ホウライシダ ❊ イヌサフラン ❊ チェリーローレル ❊ ニオイカントウ ❊ 赤いゼラニウム ❊ イトスギ ❊ オシロイバナ ❊ コナラ属
十一月: アマランサス ❊ パセリ ❊ セイヨウサンシュユ ❊ 一本のワラ/千切れたワラ


十二月: 枯れ葉 ❊ コルムの木 ❊ セイヨウヤドリギ ❊ コケの茎 ❊ 花の冠
一月: 色彩の言語について ❊ イベリス ❊ トキワガマズミ ❊ ゲッケイジュ ❊ セイヨウヒイラギの一枝 ❊ セイヨウオニシバリ、ヨウシュジンチョウゲ ❊ スノードロップ ❊ アロエ ❊ セイヨウニンジンボク
二月: セイヨウネズ ❊ ヨーロッパイチイ ❊ ヒナギク ❊ ハシバミ ❊ スミレ

 花で綴るメッセージ
 一日の各時刻を象徴する古代のアトリビュート

❖花言葉辞典 それぞれの由来を添えて

 訳者解説
 訳者あとがき
 花名索引
 人名索引

著者プロフィール

シャルロット・ド・ラトゥール夫人  (シャルロットドラトゥールフジン)  (

Mme Charlotte de Latour
1819 年に刊行され、フランスにおける花言葉ならびに花言葉本ブームの最大の人気作品となった『花々の言葉』(Le langage des fleurs)の著者。本書はヨーロッパ諸国やアメリカに広く翻訳出版され、版を重ねながら19 世紀後半にまでわたるロングセラーとなり、今日では世界ではじめての花言葉の書と評価される。著者の正体は長年知られることがなかったが、現在では男性作家ルイ・エメ゠マルタン(Louis Aimé-Martin, 1782‒1847)であったと言われる。

三宅京子  (ミヤケキョウコ)  (

三宅京子
東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。専攻は20世紀フランス文学。現在、早稲田大学ほか講師。主な訳書に、オギュスタン・ベルク『風土としての地球』(筑摩書房)、ロジェ・ディオン『フランスワイン文化史全書』(共訳、国書刊行会)、ベルナール゠アンリ・レヴィ『サルトルの世紀』(共訳、藤原書店、第41回日本翻訳出版文化賞)、小山ブリジット『夢見た日本 エドモン・ド・ゴンクールと林忠正』(共訳、平凡社)、ジャン゠マリー・ペルーズ・ド・モンクロ『芸術の都 パリ大図鑑』(共訳、西村書店)など。

上記内容は本書刊行時のものです。