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出版者情報
放射能 キュリー夫妻の愛と業績の予期せぬ影響
- 書店発売日
- 2013年11月21日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
書評掲載情報
2018-11-11 |
毎日新聞
朝刊 評者: 内田麻理香(サイエンスライター) |
2014-01-19 |
毎日新聞
評者: 池内紀(独文学者) |
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紹介
2011年全米図書賞最終候補作品。
2度のノーベル賞に輝くピエールとマリー・キュリー夫妻の恋と人生と彼らが研究し影響を及ぼした放射能、放射性物質、放射線による光と影を美しいアートと文で描く。ピュリッツァー賞にもノミネートされたアメリカ人気鋭女性アーティストの渾身の作品。
キュリー夫妻の私生活と研究、レントゲン、放射線治療、そしてヒロシマ、スリーマイル、チェルノブイリ、そして・・・・・・。激動の時代を生き抜き世界を変えたピエールとマリー・キュリー夫妻とその子供たち。時代背景から核物理、核兵器、原発、生物、植物、映画等に至る幅広い様々なトピックスを含めてアートと写真等で副次的に表現し、難しい物理学のストーリでも飽きさせない様々な工夫がなされている。
書評:
「レドニスが描くものは、活き活きとして、きわめて優美である。『放射能』はシリアスな科学と心地よい物語です。批評家の決まり文句である「光り輝く」が、この本にはとてもふさわしい言葉になる。」(ニューヨークタイムズ)
「眩いばかりに見事だ。『放射能』は躍動感溢れる歴史書であると同時に美術作品でもある。まさにラジウムのように、エネルギーをもって輝いている。」
──リチャード・ローズ(『原子爆弾の誕生』の著者、ピューリッツァー賞作家)
「『放射能』は私がこれまでに読んできた本とはまったく異なっている―─ 一部は歴史、一部はラヴ・ストーリー、一部はアート、そして全体が純然たる想像力の天才だ。」
── マルコム・グラッドウェル(『なぜあの商品は急に売れ出したのか』の著者)
「『放射能』は数え切れないほどの驚きを与えてくれる。色彩は突然とてつもない感情となって花開き、歴史はしっかりと抱き合わされた一対の細長い形に集約され、それが再び、爆発的に溢れんばかりの言葉となって伸びてゆく。情熱と発見に関するこの完全に独創的な本において、ローレン・レドニスは独自の表現形態を創り上げた。」
──ニコール・クラウス(『ヒストリー・オブ・ラヴ』の著者)
目次
目次
第 I 部
第 1 章 対称性
第 2 章 磁性
第 3 章 融合
第 II 部
第 4 章 白い閃光
第 5 章 物質の不安定性
第 6 章 半減期
第 7 章 隔離
第 8 章 露光
上記内容は本書刊行時のものです。