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わかる公衆衛生学・たのしい公衆衛生学
- 書店発売日
- 2020年1月23日
- 登録日
- 2019年12月6日
- 最終更新日
- 2019年12月12日
紹介
みんなの健康のつくり方、守り方。
公衆衛生学は英語では「public health」といいます。これは人々の健康、みんなの健康ということです。はしかやインフルエンザの大流行からもわかるように、私たちは自分一人だけが病気を逃れ、健康でいることはできません。人や環境とのつながりのなかで健康が決まります。
本書は、?世界の健康格差を入り口に、?病気の原因とその探求方法、そして、?健康を守るための社会の仕組みを見渡す、シンプルでわかりやすい公衆衛生学のテキストです。「保健・体育」の教職課程を専攻する体育大学/教育学部の学生におすすめです。
目次
序章 公衆衛生学のどこがおもしろいのか(丸井英二 人間総合科学大学)
第Ⅰ部 人々の健康と病気、何が違うのか
第1章 時とともにどのように変化したのか(山内太郎 北海道大学大学院)
第2章 場所によって何が違うのか(友川幸 信州大学学術研究院)
第3章 人の特性によって何が違うのか(朝倉隆司 東京学芸大学)
◎コラム 満年齢と数え年(丸井英二 人間総合科学大学)
第Ⅱ部 どのような理由で健康と病気の違いが生じるのか
第4章 病気の原因は何か(杉田聡 大分大学)
第5章 感染症の疫学(中澤港 神戸大学大学院)
第6章 肺がんの原因を探る(緒方裕光 女子栄養大学)
第7章 人口統計で何がわかるのか(逢見憲一 国立保健医療科学院)
第8章 遺伝か環境か(安藤寿康 慶應義塾大学)
第9章 環境の変化と悪化(金城芳秀 沖縄県立看護大学)
第10章 健診・検診(峰松和夫 長崎大学)
◎コラム 日本のがん検診(河野可奈子 国立がん研究センター)
第Ⅲ部 人々の健康のために誰が何をしているのか
第11章 人々を守る法律と制度(瀧澤利行 茨城大学)
第12章 医療保険の意義(北島勉 杏林大学)
第13章 健康のためによい環境を作る(渡辺知保 国立環境研究所)
第14章 ヘルスプロモーションとメンタルヘルス(助友裕子 日本女子体育大学)
第15章 コミュニティ活動(田中誠二 新潟大学)
◎SDGsとUHC(丸井英二 人間総合科学大学)
上記内容は本書刊行時のものです。