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出版者情報
犯罪不安社会 : 誰もが「不審者」?
発行:光文社
縦180mm
249ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2006年12月
- 登録日
- 2019年2月17日
- 最終更新日
- 2019年2月17日
紹介
猟奇的な少年事件や検挙率の低下などを根拠に、「安全神話の崩壊」が叫ばれ、厳罰化と監視強化が進む。しかし、統計をきちんと読み解くならば、あるいは軽微な犯罪者ばかりで老人や病人の多い刑務所を直視するならば、決して「治安悪化」とは言えないはずである。効果のある犯罪対策を実施するには、正しい現状分析なくして、正しい解決はありえない。そのため本書はまず「『安全神話の崩壊』論の崩壊」を宣告。治安悪化言説こそが「神話」なのである。
目次
1章 犯罪統計はどのように読むべきか(高まる「犯罪不安」
スローガンばかりが目立つ ほか)
2章 凶悪犯罪の語られ方(宮崎勤から始まった
狂乱の報道合戦 ほか)
3章 地域防犯活動の行き着く先(事後活動から予防活動へ
背景としての新自由主義 ほか)
4章 厳罰化がつくり出した刑務所の現実(不審者とはどんな人か
科学的根拠はあるか ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。