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紙表紙の誘惑 : アメリカン・ペーパーバック・ラビリンス
発行:研究社
縦190mm
316ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2002年5月
- 登録日
- 2016年5月18日
- 最終更新日
- 2016年5月18日
紹介
それはフラナリー・オコナーの小説の表紙絵から始まった。宗教的なテーマを扱った『賢い血』のペーパーバック版になぜ通俗的な表紙絵が使われたのか。ペーパーバックの出版史をたどりつつ、その経緯を調べるうち、著者はアメリカン・ペーパーバックの魔界の虜になってしまう。数多くの表紙絵を紹介しながら、ペーパーバックにまつわる様々な物語を紡ぎ出した好エッセイ。
目次
オコナーの扉
アメリカン・ペーパーバック事始め
「チープ・ライブラリー」と「小さな、青い本」
新書判ペーパーバックの確立
ペンギンブックスの登場
ロバート・ド・グラフの野望
ライヴァルたちの饗宴
戦場のペーパーバック
ペンギンブックス大分裂
横溢の修羅場
一九五二年の分水嶺
オコナーの扉、ふたたび
そして魔界は続く
上記内容は本書刊行時のものです。