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小学校英語内容論入門
- 初版年月日
- 2019年5月31日
- 書店発売日
- 2019年5月20日
- 登録日
- 2019年4月18日
- 最終更新日
- 2019年5月16日
紹介
『新編 小学校英語教育法入門』の姉妹版刊行
小学校で英語を教える人が、英語に関する基礎知識を学ぶための半期用の大学教科書。 英語の音声、語彙、文字や単語の書き方、文法など、教えるために必要な英語の知識をコンパクトにまとめた。実際の授業を念頭に置いて実践例を多く入れ、指導に踏み込んだ内容で構成。コラムや実践事例では、小学校教員が現場で戸惑っていることや疑問に思うことなどを解決するためのヒントを示す。執筆陣は、小学校英語教育を理論と実践の両面でリードしてきた日本児童英語教育学会のメンバー。
目次
序章 小学校外国語活動、外国語科の役割と方向
1. グローバル時代における英語教育
2. 小学校外国語教育の目標、役割と方向性
1章 指導者の英語運用力向上と小学生の運用力育成
1節 聞くこと、話すこと
1. 学習指導要領で求められる目標
2. 指導者の聞くこと、話すことに関する目標―コアカリキュラム
3. リスニングのプロセスとリスニング能力
4. スピーキングのプロセスとスピーキング能力(やり取り・発表)
5. 聞くことから話すことへ、どのようにつなげるか
6. 聞くことの指導の具体例―聞く活動
7. 話すことの指導の具体例―話す活動(やり取り、発表)
[COLUMN 1] 「英語を何度聞いても聞き取れない」児童の指導は?
2節 読むこと、書くこと
1. 「読むこと」の目標と「読むこと」に必要な知識と技能
2. 「書くこと」の目標と「書くこと」に必要な知識と技能
3. 指導者に求められる知識と技能
[COLUMN 2] 英語の読みに興味を持たせる最初の一歩
3節 技能統合的な活動
1. 言語使用における技能統合
2. 言語習得における4 技能の位置付け・関連性
3. 言語技能を統合した活動設計
4. 技能を統合した言語活動の実際
5. 技能を統合した言語活動の留意点
6. 技能統合的な活動を重視した授業実践
2章 授業実践に必要な基礎知識
1節 外国語学習と第二言語習得理論の基礎
1. 第二言語習得理論学習の意義
2. 年齢と第二言語習得
3. 第二言語習得研究の知見①
4. 第二言語習得研究の知見②
5. 第二言語習得研究の知見③
2節 コミュニケーション能力とその指導
1. コミュニケーションとは―定義とモデル
2. コミュニケーション能力とは
3. 異文化間コミュニケーション能力と非言語コミュニケ-ション
4. コミュニケーション・ストラテジーの指導
5. 学習指導要領におけるコミュニケーション能力の育成
6. コミュニケーション能力を育成する授業実践
3節 音声の指導
1. 音声指導の重要性
2. 音素(母音、子音)
3. プロソディー(アクセント、リズム、イントネーション)
4. 音声変化
5. 発音の上達方法
6. 音声指導の進め方
[COLUMN 3] 「標準的な発音」と発音指導における留意点
4 節 語彙の指導
1. 語彙指導の課題とあり方
2. 語彙学習のポイント
3. 学習語彙サイズと語彙の分類
4. 語彙指導の進め方
5. 実践事例
[COLUMN 4] 外来語と英語になった日本語
5節 音声と文字の関係の指導―フォニックスの基礎
1. 音から文字への指導
2. 音声と文字の関係―フォニックスの基礎
3. 音声と文字の関係―フォニックスの基礎指導の進め方
6節 文字、単語、文の書き方の指導
1. アルファベットの起源
2. 文字、単語、文の書き方の指導
3. ローマ字指導とアルファベット指導
[COLUMN 5] 世界の言葉と文字
7節 文、文構造、文法の指導
1. 英語の文構造―基本語順に関わる事例
2. 文法指導―頻度効果の観点
3. 実践事例
[COLUMN 6] 品詞を理解することの大切さ
8節 ライム、うた、絵本、児童用物語
1. ライム
2. う た
3. 絵 本
4. 児童用物語
9節 国際理解と国際交流
1. 国際理解の重要性
2. 外国語における国際理解教育
3. 国際交流
4. 実践事例
[COLUMN 7] Ken Ogawa or Ogawa Ken ?
終章 教材研究と教材開発の工夫
1. 教材開発の内容・対象と進め方
2. 単元構成および1時間の授業構成の視点から
3.主体的・対話的で深い学びにつながる教材開発
4.デジタル教材の教材研究の視点から
資料 小学校学習指導要領「外国語」
上記内容は本書刊行時のものです。