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英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史 堀田 隆一(著) - 研究社
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英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史 (エイゴノ ナゼ ニコタエル ハジメテノエイゴシ)

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発行:研究社
A5判
206ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-327-40168-9   COPY
ISBN 13
9784327401689   COPY
ISBN 10h
4-327-40168-4   COPY
ISBN 10
4327401684   COPY
出版者記号
327   COPY
Cコード
C3082  
3:専門 0:単行本 82:英米語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年10月26日
最終更新日
2016年10月26日
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紹介

★疑問を解き明かしながら学ぶ、英語の歴史
英語にまつわる素朴な疑問に答える形で、英語の歴史をひもといていく、これまでになかった英語史の入門書。「なぜnameは『ナメ』ではなく『ネイム』と発音されるのか?」「なぜ -ly をつけると副詞になるのか?」「アメリカ英語はイギリス英語よりも『新しい』のか?」といった疑問をきっかけに、英語史の基礎知識を学んでいくことができる。英語という言語について深く学んでいくために最適な1冊。

目次

はじめに

1 いかにして英語は現在の姿になったのか――英語史入門
 1.1 英語史の時代区分
 1.2 資料と媒体
 1.3 音声と綴字の変化
 1.4 文法の変化
 1.5 語彙の変化
 1.6 英語の多様性

2 発音と綴字に関する素朴な疑問
 2.1 なぜ*a appleではなくan appleなのか?――2種類の不定冠詞
 2.2 なぜ名詞はrécordなのに動詞はrecórdなのか?――「名前動後」のアクセント・パターン
 2.3 なぜoftenのtを発音する人がいるのか?――発音と綴字の関係
 2.4 なぜfiveに対してfifthなのか?――古英語の発音規則
 2.5 なぜnameは「ナメ」ではなく「ネイム」と発音されるのか?――音変化とマジックe
 2.6 なぜdebt, doubtには発音しない〈b〉があるのか?――ルネサンス期の見栄

3 語形に関する素朴な疑問
 3.1 なぜ3単現にsを付けるのか?――屈折の歴史的性格
 3.2 なぜ*foots, *childsではなくfeet, childrenなのか?――規則と不規則(1)
 3.3 sometimes の s 語尾は何を表すのか?――古英語の格の痕跡
 3.4 なぜ不規則動詞があるのか?――規則と不規則(2)
 3.5 なぜ-lyを付けると副詞になるのか?――形容詞と副詞の関係

4 統語に関する素朴な疑問
 4.1 なぜ未来を表すのにwillを用いるのか?――未来時制の発達
 4.2 なぜ If I were a birdとなるのか?――仮定法の衰退と残存
 4.3 なぜ英語には主語が必要なのか?――語順の固定化(1)
 4.4 なぜ*I you loveではなくI love youなのか?――語順の固定化(2)
 4.5 なぜMay the Queen live long!はこの語順なのか?――祈願のmayの発達

5 語彙と意味に関する素朴な疑問
 5.1 なぜHelp me!とは叫ぶがAid me!とは叫ばないのか?――英語語彙の階層性(1)
 5.2 なぜAssist me!とはなおさら叫ばないのか?――英語語彙の階層性(2)
 5.3 なぜ1つの単語に様々な意味があるのか?――同音異義と多義
 5.4 なぜ単語の意味が昔と今で違うのか?――単語の意味変化の日常性
 5.5 英語の新語はどのように作られるのか?――混成語の流行

6 方言と社会に関する素朴な疑問
 6.1 なぜアメリカ英語ではrをそり舌で発音するのか?――rの発音と移民史
 6.2 アメリカ英語はイギリス英語よりも「新しい」のか?――colonial lagの虚実
 6.3 なぜ黒人英語は標準英語と異なっているのか?――英語変種と偏見
 6.4 なぜ船・国名をsheで受けるのか?――英語におけるジェンダー問題(1)
 6.5 なぜ単数のtheyが使われるようになってきたのか?――英語におけるジェンダー問題(2)

付録
 英語史略年表
 読書案内

おわりに――なぜ英語史を学ぶのか?

参考文献
索引

著者プロフィール

堀田 隆一  (ホッタ リュウイチ)  (

慶應大学文学部教授(英米文学専攻)。英国グラスゴー大学英語学研究科博士課程修了(Ph.D.取得)。専門は英語史、歴史言語学。 日本英文学会第25回新人賞佳作受賞(2002年)、日本中世英語英文学会松浪奨励賞佳作受賞(2010年)、近代英語協会優秀学術奨励賞受賞(2013年)。著書に、『英語史で解きほぐす英語の誤解』(中央大学出版部、2011年)などがある。「hellog~英語史ブログ」(http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/)を日々更新中。

上記内容は本書刊行時のものです。