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思考と発話 : 明示的伝達の語用論
発行:研究社
縦210mm
616ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2008年3月
- 登録日
- 2018年7月2日
- 最終更新日
- 2018年7月2日
紹介
Griceの「言われていること(what is said)」を批判的に再解釈し、発せられたことばだけでは話し手の意味を決定できないことを関連性理論の立場から説得的に論じる。発話とその元となる「思考の言語」との関係から、and接続文やメタ否定、さらにメタファーまでを射程に入れる。関連性理論を肯定的に検証し、新しい展開を試みる意欲的な書。
目次
第1章 語用論と言語的決定不十分性(言っていることと意味していること
決定不十分性のテーゼ ほか)
第2章 明示的側面と非明示的側面の区別(意味論・語用論の区別
Grice:言うことと推意すること ほか)
第3章 And連言文の語用論(Andの真理条件性の維持
連言文の関連性に根ざした語用論 ほか)
第4章 否定の語用論(データと区別
意味論的曖昧性分析 ほか)
第5章 オンライン概念構築の語用論(コード化される概念と伝達される概念
絞り込みと拡張との対称的説明 ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。