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「私(わたし)」を生きるための言葉 : 日本語と個人主義
「私」を生きるための言葉
発行:研究社
縦190mm
167ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2009年3月
- 登録日
- 2017年3月27日
- 最終更新日
- 2017年3月27日
紹介
すべての人間は透明な言葉を生むようにできている-。気鋭の精神科医が豊富な臨床経験をもとに、日本語に潜む神経症性を徹底分析。言語の作用や日本語の特性に目を向ける作業から始めて、そこから炙り出されてくる近代以後の日本人の姿を問い直し、近代的な輸入概念である「個人」「社会」「個人主義」といったものについても、精神性の根幹において本当に受容していると言えるかどうか、あらためて考える。
目次
第1章 日本語と日本人(「あなた」とyouは同じか
普遍的人称代名詞を基盤とする社会 ほか)
第2章 「世間」と言葉-「世間」内言語について(モノローグ的世界
察する文化 ほか)
第3章 自他の区別(0人称の自他
「経験」からの逃避 ほか)
第4章 個人主義と利己主義(夏目漱石の「私の個人主義」
「個人主義」とは何か ほか)
第5章 日本語で「私」を生きるために(「主語」を立てると何が起こるか
一人称を生きる日本人の言葉 ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。