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危機対応学 東大社研(編) - 勁草書房
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危機対応学 (キキタイオウガク) 明日の災害に備えるために (アスノサイガイニソナエルタメニ)

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発行:勁草書房
四六判
292ページ
定価 2,400 円+税   2,640 円(税込)
ISBN
978-4-326-65416-1   COPY
ISBN 13
9784326654161   COPY
ISBN 10h
4-326-65416-3   COPY
ISBN 10
4326654163   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年8月4日
最終更新日
2018年9月11日
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目次

序章 危機対応学とその調査について[玄田有史・有田 伸]
 1 危機対応学とは
 2 本書の特徴
 3 釜石の経験を踏まえた調査

第Ⅰ部 個人・家族の備えと意識

第一章 自信がない・準備もない──その背景にあるもの[玄田有史]
 1 心配なのは地震
 2 自信と準備の状況
 3 自信と準備を決めるもの
 4 経験と予測の影響
 5 性格・志向とブリコラージュ
 6 即応の背景とダイバーシティ
 7 誰もが危機に即応できる多様性社会を

第二章 「危機意識」の背景と影響──保険加入とリスク評価[藤原 翔]
 1 地震に対する危機意識
 2 誰が地震に対する危機意識を抱いているのか
 3 備えとしての地震保険
 4 誰が地震保険に加入しているのか──生命保険加入との比較から
 5 宝くじ購入は何を意味しているのか
 6 おわりに──人間行動の理解に向けて

第三章 危機に対し家族は──家族役割とジェンダー[苫米地なつ帆]
 1 個人と家族の関係
 2 家族・家族役割の視点
 3 災害への事前対策として、誰が、どのような準備をしているのか?
 4 家族の協同とジェンダー
 5 一人で暮らす人々や子どもたちのために必要なこと

第Ⅱ部 危機をめぐる社会構造

第四章 防災対策が「わからない」──認知度から知る社会構造[飯田 高]
 1 はじめに──公助と共助
 2 防災対策の認知度
 3 「わからない」と普段の行動との関係
 4 統合的な分析と考察
 5 おわりに──防災の世代間格差?

第五章 居住と愛着──「暮らし続けたい」を決めるもの[鈴木恭子]
 1 「人」と「場所」をめぐる関係性
 2 日本人と居住継続
 3 どのような人が「暮らし続けたい」と感じているか
 4 自然災害のリスクや経験はどう経験するか
 5 どうすれば地域への愛着が高まるのか
 6 しなやかな愛着の形を求めて

第六章 孤立と信頼──平時と災害時の関連性[石田賢示]
 1 災害時の信頼に関する論点
 2 サポート・ネットワークと孤立
 3 平時に何を信頼するのか?
 4 災害時に何を信頼するのか?
 5 ふだんのサポート・ネットワーク状況による災害時の信頼の社会的構成

第七章 限られた物資をどう配るか?──危機時の配分という課題[有田 伸]
 1「限られた物資の配分」という危機対応
 2 どのように決めるべきか?
 3 誰を優先すべきか?
 4 危機時の配分という課題にどう取り組むか?

終章 本書が示唆するもの[玄田有史・有田 伸]

「将来に向けた防災意識・行動・価値観調査」調査票
あとがき
索引

著者プロフィール

玄田 有史  (ゲンダ ユウジ)  (

玄田 有史(げんだ ゆうじ)

1964年生まれ. 東京大学経済学部卒業. 学習院大学教授等を経て, 現在:東京大学社会科学研究所教授. 博士(経済学). 主著:『危機と雇用』(岩波書店, 2015年), 『雇用は契約』(筑摩書房, 2018年)

有田 伸  (アリタ シン)  (

有田 伸(ありた しん)

1969年生まれ. 東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学. 東京大学大学院総合文化研究科助教授等を経て, 現在:東京大学社会科学研究所教授. 博士(学術). 主著:『韓国の教育と社会階層』(東京大学出版会, 2006年), 『就業機会と報酬格差の社会学』(東京大学出版会, 2016年)

上記内容は本書刊行時のものです。