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社会運動の戸惑い 山口 智美(著/文) - 勁草書房
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社会運動の戸惑い フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動

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発行:勁草書房
四六判
400ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-326-65377-5   COPY
ISBN 13
9784326653775   COPY
ISBN 10h
4-326-65377-9   COPY
ISBN 10
4326653779   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2012年10月
書店発売日
登録日
2015年8月20日
最終更新日
2015年8月20日
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書評掲載情報

2013-03-24 毎日新聞
2013-02-10 朝日新聞
評者: 中北浩爾(一橋大学教授・政治学)
2012-12-16 朝日新聞
評者: 中島岳志(北海道大学准教授・アジア政治)
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紹介

00年代、フェミニズムと保守運動はなぜ衝突したのか。保守運動の実際とフェミニズムの入り込んだ隘路を描く。

男女共同参画事業の名の下に、条例づくりや事業の任い手となったフェミニスト。それを中央からおりてきた政策と捉え、反発した保守運動。「バックラッシュ」として、地域やインターネット上で広がったこの衝突の実際をフィールドワークと双方への丹念な聞き取りから明らかにする。フェミニズムが本当に取り組むべき課題のために。

目次

まえがき

第一章 「ジェンダーフリー」をめぐる対立[山口智美・荻上チキ]
 1 「ジェンダーフリー」と「男女共同参画」の誕生
 2 反フェミニズム運動とジェンダーフリー批判
 3 「バックラッシュ」の退潮とフェミニズム

第二章 地方からのフェミニズム批判――宇部市男女共同参画推進条例と『日本時事評論』[山口智美]
 1 日本時事評論との出会い
 2 基本法から「モデル条例」へ
 3 『日本時事評論』とは?
 4 ひっくり返された宇部市男女共同参画条例案と保守の動き
 5 「モデル条例」への反発と地方議員の役割
 6 日本時事評論の役割
 7 宇部条例は「歯止め」の役割を果たしているのか
 8 宇部条例への注目と「モデル条例」のアイロニー
 9 フェミニズムをどうみているのか
 10 男女共同参画の一〇年間は何だったのか?

第三章 千葉県に男女共同参画条例がない理由――条例制定運動の失敗と保守の分裂[山口智美]
 1 唯一条例がない県・千葉
 2 男女共同参画条例案をめぐる顛末
 3 「良識的な条例づくり」を目指した日本会議系保守運動
 4 保守の分裂
 5 フェミニストの動きと千葉県条例
 6 条例廃案後の千葉県と、運動の衰退
 7 千葉県条例をめぐる運動が提示した課題

第四章 「性的指向」をめぐって――宮崎県都城市の条例づくりと『世界日報』[斉藤正美・山口智美]
 1 フェミニズムへの「バックラッシュ」と世界日報
 2 都城市男女共同参画社会づくり条例
 3 条例への反対の動き
 4 旧条例の制定から新市長による条例再制定まで
 5 世界日報によるインターネット戦略
 6 条例をめぐる係争から見える課題と「市民参加」の内実
 7 都城のこれから

第五章 男女共同参画とは何か――ユー・アイふくいの図書問題をめぐって[斉藤正美]
 1 男女共同参画センターの運用
 2 推進員活動をしていた「バックラッシュ派」
 3 男女共同参画推進員という制度
 4 図書問題
 5 インターネットの活用
 6 現在の福井の男女共同参画政策
 7 「男女共同参画」の意味を問い直す機会の損失

第六章 箱モノ設置主義と男女共同参画政策――国立女性教育会館(ヌエック)[斉藤正美]
 1 ヌエックや男女共同参画センター事業とのかかわり
 2 ヌエック問題とは
 3 ヌエックと男女共同参画センター設立の背景
 4 婦人教育・女性教育
 5 運営体制
 6 ヌエックと全国女性会館協議会
 7 箱モノ設置主義と意識啓発事業の限界

第七章 フェミニズムとメディア、インターネット[山口智美・斉藤正美]
 1 フェミニストのメディア活用の現在
 2 女性学の書籍刊行と女性運動――一九八〇年代
 3 「ジェンダーとメディア研究」と行政――一九九〇年代
 4 フェミニズムによる情報ネットワークの構築――一九九〇年代
 5 「バックラッシュ対抗」をうたいはじめてから――二〇〇〇年代
 6 フェミニスト・メディアの今後にむけて

結びにかえて[荻上チキ]

あとがき
調査記録/参考文献
事項索引/人名索引

著者プロフィール

山口 智美  (ヤマグチ トモミ)  (著/文

モンタナ州立大学教員。専門は文化人類学、フェミニズム。
(2012年10月現在)

斉藤 正美  (サイトウ マサミ)  (著/文

富山大学教員。専門はメディア研究、フェミニズム・社会運動研究。
(2012年10月現在)

荻上 チキ  (オギウエ チキ)  (著/文

評論家。シノドス編集長。(2012年10月現在)

上記内容は本書刊行時のものです。