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ラストベルト都市の産業と産業政策 太田 耕史郎(著/文) - 勁草書房
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ラストベルト都市の産業と産業政策 (ラストベルトトシノサンギョウトサンギョウセイサク) 地方都市復活への教訓 (チホウトシフッカツヘノキョウクン)

社会科学
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発行:勁草書房
A5判
200ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-326-50465-7   COPY
ISBN 13
9784326504657   COPY
ISBN 10h
4-326-50465-X   COPY
ISBN 10
432650465X   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C3033  
3:専門 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年8月10日
最終更新日
2019年9月11日
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紹介

企業や人口の流出により衰退に直面した米国の都市はいかにその惨状を克服したか。その経験はわが国の地方都市の格好の教材となろう。

本書は米国の中西部にあるデトロイト、ピッツバーグ、ミネアポリス/セントポール、シカゴ、クリーブランド、コロンバス、シンシナティの7都市を題材とする。これらの都市は産業構造の転換や都市の再開発による企業と人材の維持・誘致を積極的に推進してきた。惨状から脱出するための取り組み、地域産業政策の重要性を教えてくれる。

目次

まえがき
凡例

序論 本書の視点
 0.1.狭義・広義の地域産業政策
 0.2.エコシステム
 0.3.繁栄からの遺産
 0.4.日本の進出企業

第1章 米国中西部の概観
 1.1.米国中西部の画定
 1.2.発展と衰退の歴史
 1.3.発展と衰退の要因
 1.4.大学――新技術・新産業の基盤
 1.5.大企業
 1.6.繁栄の遺産

第2章 デトロイト:ラストベルト都市の代表事例
 2.1.はじめに
 2.2.主要産業
 2.3.都市と産業の発展・衰退
 2.4.衰退の原因
 2.5.最近の動向
 2.6.おわりに
〈都市の発展に貢献した一族・人物:D.ギルバート〉

第3章 ピッツバーグ:新産業育成による都市再生の事例
 3.1.はじめに
 3.2.主要産業
 3.3.大学と新産業
 3.4.狭義の産業政策
 3.5.都市の再開発
 3.6.慈善活動
 3.7.おわりに
〈都市の発展に貢献した一族・人物:メロン一族・R. K.メロン,ハインツ一族〉


第4章 ミネアポリス/セントポール:産業多様化と生活環境整備による都市発展の事例
 4.1.はじめに
 4.2.都市と産業の発展
 4.3.主要産業
 4.4.スピンアウト,スピンインなど
 4.5.大学
 4.6.生活環境
 4.7.政策
 4.8.慈善活動
 4.9.おわりに
 付録:デトロイト,ピッツバーグとMSPの都市圏の産業構造
〈都市の発展に貢献した一族・人物:ピルズベリー一族,デイトン一族〉

第5章 クリーブランド,シンシナティとコロンバス:伝統的に製造業への依存が高いオハイオ州の3都市の事例
 5.1.はじめに
 5.2.クリーブランド
 5.3.シンシナティ
 5.4.コロンバス
 5.5.おわりに

第6章 シカゴ:観光産業振興などによる都市発展の事例
 6.1.はじめに
 6.2.企業と産業
 6.3.起業家とベンチャー企業
 6.4.大学
 6.5.産業政策
 6.6.財政と公共サービス
 6.7.人種問題
 6.8.おわりに
〈都市の発展に貢献した一族・人物:プリツカー一族,クラウン一族〉

第7章 まとめ:地域産業政策への示唆
 7.1.はじめに
 7.2.産業政策
 7.3.地域連携
 7.4.公共サービス
 7.5.財団など
 7.6.おわりに

追記:旅行記

参考文献
人名索引
都市名索引(都市圏を含む)

著者プロフィール

太田 耕史郎  (オオタ コウシロウ)  (著/文

太田 耕史郎(おおた こうしろう) 1965年1月 静岡県天竜市(現浜松市天竜区)に生まれる。1992年3月 青山学院大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。広島修道大学経済科学部専任講師、助教授などを経て、2003年4月 教授。2018年4月─2022年3月 副学長。2022年4月 大学院経済科学研究科長。2002年8月─2003年8月 ジョージメイソン大学 Center for Study of Public Choice, Visiting Scholar. 2010年8月─2011年8月 サウスオーストラリア大学 Center for Regulation and Market Analysis, Visiting Academic. 著訳書:『地域産業政策論』(勁草書房、2016)、『ラストベルト都市の産業と産業政策──地方都市復活への教訓──』(勁草書房、2019)、黒川和美著『官僚行動の公共選択分析』(勁草書房、2013(編集代表者))、ガルブレイス=ダリティ著『現代マクロ経済学』(TBSブリタニカ、1998(共訳))、など。

上記内容は本書刊行時のものです。