版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
憲法 第四版 樋口 陽一(著/文) - 勁草書房
..

憲法 第四版 (ケンポウダイ4ハン)

社会科学
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:勁草書房
四六判
528ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-326-45125-8   COPY
ISBN 13
9784326451258   COPY
ISBN 10h
4-326-45125-4   COPY
ISBN 10
4326451254   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C3032  
3:専門 0:単行本 32:法律
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年1月28日
最終更新日
2021年2月18日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

比較憲法のスタンダードな教科書として定評ある本書。第三版から14年を経て、“樋口憲法”の集大成ともいえる第四版、ついに刊行。

第三版まで刊行を担ってきた創文社の廃業を受け、第四版への改訂を施しつつも、スタイルはそのままに継続出版。「日本国憲法とその運用を、近代憲法史・憲法思想史の流れの中に位置づけてとらえることを通して、憲法学についての私なりの見とおし図を提示しよう」という著者の考えのもと、現代の問題状況を含め体系的に提示する。

目次

はしがき

序章 憲法と憲法学
 第一節 「憲法」という言葉を手がかりに
 第二節 憲法学の対象としての憲法
 第三節 近代憲法の論理構造

第一部 日本国憲法の成立とその基本的諸原理

第一章 日本国憲法の成立
 第一節 前史――「建国ノ体」と「海外各国ノ成法」の間
 第二節 日本国憲法成立の経緯とそれをめぐる法的論点

第二章 日本国憲法の規範構造
 第一節 「人類普遍の原理」の実定化としての憲法――前文
 第二節 憲法の最高規範性
 第三節 憲法と国際法

第三章 日本国憲法の基本的諸原理
 第一節 国民主権の原理
 第二節 平和主義の原理
 第三節 人権の原理

第二部 権利の保障

第一章 権利の保障――総則的問題
 第一節 諸権利の性格と権利類型論
 第二節 権利の主体
 第三節 憲法上の権利の妥当範囲
 第四節 権利保障の限界

第二章 権利の保障――各論的問題
 第一節 古典的権利に関する諸条項――その一
 第二節 古典的権利に関する諸条項――その二
 第三節 現代的意義を持つ諸条項
 第四節 「市民」の権利
 第五節 義務

第三部 権力の分立

第一章 権力分立概説
 第一節 憲法史の中の権力分立
 第二節 権力分立機構と「国民」

第二章 政治部門
 第一節 国会
 第二節 内閣
 第三節 地方自治

第三章 裁判部門
 第一節 司法の観念と裁判所の組織
 第二節 裁判の独立
 第三節 違憲審査制

読書案内
事項索引・裁判例索引1~14

著者プロフィール

樋口 陽一  (ヒグチ ヨウイチ)  (著/文

樋口 陽一(ひぐち よういち) 
1934年生まれ。東北大学、パリⅡ大学、東京大学、上智大学、早稲田大学で教授・客員教授を経て、現在、日本学士院会員。日本語の著書の中から――『近代立憲主義と現代国家』(勁草書房、1973)、『議会制の構造と動態』(木鐸社、1973)、『司法の積極性と消極性』(勁草書房、1977)、『現代民主主義の憲法思想』(創文社、1977)、『憲法と裁判』(共著、法律文化社、1988)、『権力・個人・憲法学』(学陽書房、1989)、『憲法』(創文社、初版1992)、『比較憲法』(青林書院、全訂第3版、1992)、『近代国民国家の憲法構造』(東京大学出版会、1994)、『近代憲法にとっての論理と価値』(日本評論社、1994)、『憲法Ⅰ』(青林書院、1998)、『国法学――人権原論・補訂版』(有斐閣、2007)、『憲法という作為――「人」と「市民」の連関と緊張』(岩波書店2009)、『六訂 憲法入門』(勁草書房、2017)、『抑止力としての憲法――再び立憲主義について』(岩波書店、2017)

上記内容は本書刊行時のものです。