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対米同盟とは何か 櫻田 大造(著/文) - 勁草書房
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書店員向け情報

対米同盟とは何か ノーラッドと米加関係

社会科学
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発行:勁草書房
A5判
320ページ
定価 4,000円+税
ISBN
978-4-326-30305-2   COPY
ISBN 13
9784326303052   COPY
ISBN 10h
4-326-30305-0   COPY
ISBN 10
4326303050   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C3031
専門 単行本 政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年7月10日
最終更新日
2021年8月12日
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紹介

アメリカと緊密に付き合わざるをえない国カナダは、超大国の要求にどのように対応し、どうやって自主性を保ってきたのか?

NORAD(ノーラッド、北米航空宇宙防衛司令部)とは、アメリカとカナダの領空と防空識別圏を守っている司令部であり、両国が共同で運営している軍事組織である。本書ではこのノーラッドを通してカナダの対米同盟を振り返り、大国との同盟における「庇護に対する自衛」や「支配・依存関係」がどの程度当てはまるのかを検証する。

目次

北米とノーラッド基地の地図
略語表

序章 ノーラッドとは何か
 先行研究と問題の所在
 各章の構成
 国際政治システム、同盟関係、ノーラッド
 冷戦とは何だったか?
 カナダの「庇護に対する自衛」論とノーラッド
 米加「支配・依存」関係論とノーラッド

第1章 ディーフェンベーカー政権とノーラッドの創設
 正式発表前の状況
 一九五七年政権交代とノーラッド創設問題の発生
 加米交渉とカナダ国内の反応
 一九五八年ノーラッド協定とカナダの承認
 CF105アロー廃棄事件
 一九六二年キューバミサイル危機、ノーラッド、米加同盟
 核弾頭装備事件、ノーラッドと加総選挙
 まとめ─ディーフェンベーカーとノーラッド

第2章 ピアソン政権とノーラッドの制度化
 カナダ軍核装備とカナダ国内米軍の核配備
 ケネディのノーラッド本部訪問
 一九六五年ノーラッド核兵器秘密協定
 ヴェトナム戦争下でのカナダとノーラッド
 初めてのノーラッド協定更新に向けて
 まとめ─ピアソン政権とノーラッド

第3章 トルドー政権とノーラッドの変化
 カナダのNATO=ノーラッド政策の見直し
 米国ABMシステムとカナダ
 一九七三年のノーラッド二年間延長
 第四次中東戦争の影響
 一九七五年のノーラッド改定
 一九七〇年代北米防空体制の整備
 コスモス九五四号事件と加米関係
 一九八〇年のノーラッド更新
 一九八一年ノーラッド改定と北米防空マスタープラン
 まとめ─トルドーとNORADの二律背反的な関係

第4章 マルルーニー政権とノーラッドの冷戦終焉への対応
 「北米防空最新化協定」とノーラッド
 SDIとノーラッドの関係
 一九八六年のノーラッド更新
 米宇宙軍と米防空構想
 冷戦の終焉と湾岸戦争
 一九九一年ノーラッド改定とGPALS
 まとめ─マルルーニー、冷戦終焉、そしてノーラッド

第5章 クレティエン=マーティン政権とノーラッドの漂流?
 緊縮財政下でのカナダ国防政策模索
 ノーラッド最大の危機となった九五年ケベック州民投票
 一九九六年のノーラッド改定
 クリントンの国家ミサイル防衛とカナダ
 国家ミサイル防衛課題回避と二〇〇〇年ノーラッド更新
 ブッシュのミサイル防衛構想と九・一一事件
 アフガン戦争とカナダ
 クレティエン、イラク戦争、そしてノーラッド
 まとめ─クレティエンとノーラッドの危機
 マーティンと二〇〇四年ノーラッド修正
 マーティン・ジュニアによるミサイル防衛不参加発表
 まとめ─マーティン・ジュニアとノーラッド同盟

第6章 ハーパーとノーラッドの恒久化
 二〇〇六年ノーラッド改訂問題
 二〇〇六年改定に関するカナダ下院での議論
 カナダに対する米国の反応
 ノーラッド設立五〇周年記念とグルジア紛争
 ピーターソン空軍基地への本部移設
 加米二つの選挙とノーラッド
 ミサイル防衛、ロシア機接近、ノーラッド
 北朝鮮ミサイル発射とノーラッド評価
 ロシア機接近と米ロ加共同訓練
 F35ライトニングⅡ戦闘機購入騒動
 オバマ=ハーパー会談、リビア攻撃
 東日本大震災とノーラッドの支援
 二〇一一年カナダ総選挙とノーラッド
 米ロ加による「ヴィジラント・イーグル」演習
 進展する二国間・三国間防衛協力
 二〇一二年北朝鮮による飛翔体発射実験
 「サファイア」と固定型バトルコントロールシステム
 五五周年、ヴィジランド・イーグル、ハリファックス会議
 「ヴィジランド・シールド一四」とウクライナ紛争
 「イスラム国」台頭とNATOの対応
 オタワ乱射事件とノーラッド
 まとめ─ハーパー、加米関係とノーラッドの恒久化

第7章 J・トルドーとノーラッドの平常業務
 二〇一五年カナダ総選挙と第一次J・トルドー政権
 オバマとJ・トルドーの蜜月
 初期のトランプ、トルドー、そしてノーラッド
 ミサイル防衛不参加とノーラッド副司令官の証言
 ノーラッド六〇周年記念とトランプの国防力強化
 米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)とトランプのノーラッド発言
 米(統合)宇宙軍再発足とノーラッド
 二〇一九年カナダ総選挙とトルドー外交
 二〇二〇年新型コロナウイルスと米大統領選挙
 まとめ─J・トルドーとノーラッド、オバマ、トランプ

終章 ノーラッド同盟の歴史とカナダ
 ノーラッド同盟という選択
 ノーラッド同盟の現況
 ノーラッド同盟の今後の課題

あとがき

巻末資料2 北米航空宇宙防衛司令部に関するアメリカ合衆国政府とカナダ政府間の協定
巻末資料1 アメリカ合衆国とカナダ間の北米防空司令部に関連する協定を締結する交換公文

著者プロフィール

櫻田 大造  (サクラダ タイゾウ)  (著/文

櫻田 大造(さくらだ だいぞう) 1961年長野県生まれ。シアトル大学教養学部および上智大学外国語学部を卒業。トロント大学政治学修士課程修了。大阪大学で博士(国際公共政策)を取得。徳島大学助教授、トロント大学客員教授などを経て、現在:関西学院大学国際学部教授。専門は国際関係論、カナダ外交。著書:『 カナダ外交政策論の研究─トルドー期を中心に』(彩流社、1999年)、『カナダ・アメリカ関係史─加米首脳会談、1948~2005』(明石書店、2006年)、『対米交渉のすごい国─カナダ・メキシコ・NZ に学ぶ』(光文社、2009年)、『「定年後知的格差」時代の勉強法─人生100年。大学で学び、講師で稼ぐ』(中央公論新社,2021年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。