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出版者情報
学校選択制の政策評価
教育における選択と競争の魅惑
- 書店発売日
- 2021年3月30日
- 登録日
- 2021年2月8日
- 最終更新日
- 2023年12月8日
書評掲載情報
2021-06-12 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 本田由紀(教育社会学者) |
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紹介
学校選択制の実態と課題を実証的に明らかにし、今後の学校選択制の導入・発展・見直しに関して、エビデンスに基づく政策決定を問う。
2000年以降、一部の自治体で可能となった義務教育における学校選択制は、歓迎の声もある一方で見直しや廃止が行われるなど、評価は混在している。本書は学校選択制の実態について、アンケート調査をもとにした計量分析で実証的に明らかにすることにより、政策議論のためのエビデンスを提供しつつ、今後の課題を提示する。
目次
はしがき――教育における選択と競争の魅惑
序章 課題設定
1.目的と背景
2.本書の意義
3.本書の問いと構成
Ⅰ 保護者の視点からみた学校選択制
第1章 学校選択制と保護者の社会階層
1.目的と背景
2.方法
3.分析結果
4.知見のまとめと示唆
第2章 学校選択制と学校の特性
1.目的と背景
2.方法
3.分析結果
4.知見のまとめと示唆
第3章 学校選択制とソーシャル・キャピタル
1.目的と背景
2.方法
3.分析結果
4.知見のまとめと示唆
Ⅱ 教師の視点からみた学校選択制
第4章 学校選択制と関係的信頼
1.目的と背景
2.方法
3.分析結果
4.結論と示唆
第5章 学校選択制と教師の職務満足度
1.目的と背景
2.方法
3.分析結果
4.知見のまとめと示唆
Ⅲ 展開と結論
第6章 米国におけるチャータースクールの実態と課題
はじめに:チャータースクールをめぐる近年の動向
1.ニューヨーク市におけるチャータースクールの概要
2.チャータースクールの成果
3.教育政策におけるトレードオフ
補遺:チャータースクールの効果検証の方法論
終章 知見のまとめと今後の課題
1.得られた知見
2.含意
3.残された研究課題
補論1 教育改革の成果と課題――品川区における教員・保護者アンケート調査から
はじめに
1.各政策に対する評価
2.教員の意識改革
3.政策上の課題
補論2 学校選択制の成果と課題――品川区における教員・保護者アンケート調査から
はじめに
1.学校に対する保護者の満足度
2.保護者の関心、責任に対する意識の高まり
3.学校情報の公開
4.学校と地域の関係
5.教育委員会の支援
文献一覧
あとがき
初出一覧
付記
上記内容は本書刊行時のものです。