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学校選択制の政策評価 山下 絢(著/文) - 勁草書房
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学校選択制の政策評価 (ガッコウセンタクセイノセイサクヒョウカ) 教育における選択と競争の魅惑 (キョウイクニオケルセンタクトキョウソウノミワク)

教育
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発行:勁草書房
A5判
200ページ
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-326-25150-6   COPY
ISBN 13
9784326251506   COPY
ISBN 10h
4-326-25150-6   COPY
ISBN 10
4326251506   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年2月8日
最終更新日
2023年12月8日
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書評掲載情報

2021-06-12 日本経済新聞  朝刊
評者: 本田由紀(教育社会学者)
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紹介

学校選択制の実態と課題を実証的に明らかにし、今後の学校選択制の導入・発展・見直しに関して、エビデンスに基づく政策決定を問う。

2000年以降、一部の自治体で可能となった義務教育における学校選択制は、歓迎の声もある一方で見直しや廃止が行われるなど、評価は混在している。本書は学校選択制の実態について、アンケート調査をもとにした計量分析で実証的に明らかにすることにより、政策議論のためのエビデンスを提供しつつ、今後の課題を提示する。

目次

はしがき――教育における選択と競争の魅惑
 
序章 課題設定
 1.目的と背景
 2.本書の意義
 3.本書の問いと構成
 
Ⅰ 保護者の視点からみた学校選択制
 
第1章 学校選択制と保護者の社会階層
 1.目的と背景
 2.方法
 3.分析結果
 4.知見のまとめと示唆
 
第2章 学校選択制と学校の特性
 1.目的と背景
 2.方法
 3.分析結果
 4.知見のまとめと示唆
 
第3章 学校選択制とソーシャル・キャピタル
 1.目的と背景
 2.方法
 3.分析結果
 4.知見のまとめと示唆
 
Ⅱ 教師の視点からみた学校選択制
 
第4章 学校選択制と関係的信頼
 1.目的と背景
 2.方法
 3.分析結果
 4.結論と示唆
 
第5章 学校選択制と教師の職務満足度
 1.目的と背景
 2.方法
 3.分析結果
 4.知見のまとめと示唆
 
Ⅲ 展開と結論
 
第6章 米国におけるチャータースクールの実態と課題
 はじめに:チャータースクールをめぐる近年の動向
 1.ニューヨーク市におけるチャータースクールの概要
 2.チャータースクールの成果
 3.教育政策におけるトレードオフ
 補遺:チャータースクールの効果検証の方法論
  
終章 知見のまとめと今後の課題
 1.得られた知見
 2.含意
 3.残された研究課題
 
補論1 教育改革の成果と課題――品川区における教員・保護者アンケート調査から
 はじめに
 1.各政策に対する評価
 2.教員の意識改革
 3.政策上の課題
 
補論2 学校選択制の成果と課題――品川区における教員・保護者アンケート調査から
 はじめに
 1.学校に対する保護者の満足度
 2.保護者の関心、責任に対する意識の高まり
 3.学校情報の公開
 4.学校と地域の関係
 5.教育委員会の支援
 
文献一覧
あとがき
初出一覧
付記

著者プロフィール

山下 絢  (ヤマシタ ジュン)  (著/文

山下 絢(やました じゅん) 
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学. 現在:日本女子大学人間社会学部教育学科准教授. 主著:『「学校における働き方改革」の先進事例と改革モデルの提案』(分担執筆, 学事出版, 2019), 『ソーシャル・キャピタルと教育』(分担執筆, ミネルヴァ書房, 2016), 『学力・心理・家庭環境の経済分析』(分担執筆, 有斐閣, 2016)など. 主論文:A comparative analysis of children's time use and educational achievement, Chinese Journal of Sociology, 6(2), (共著:2020), 「子どもの生まれ月と親の階層・教育意識」『教育学研究』第80巻3号(2013), 「米国における学級規模縮小の効果に関する研究動向」『教育学研究』第75巻1号(2008)など. 受賞:日本教育行政学会研究奨励賞(2010年), SPSS研究奨励賞応募論文優秀賞(2007年).

上記内容は本書刊行時のものです。