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出版者情報
人間性の進化的起源
なぜヒトだけが複雑な文化を創造できたのか
発行:勁草書房
A5判
420ページ
定価
4,200円+税
- 書店発売日
- 2023年1月24日
- 登録日
- 2022年12月15日
- 最終更新日
- 2022年12月27日
書評掲載情報
2023-03-18 |
朝日新聞
朝刊 評者: 磯野真穂(文化人類学者) |
2023-03-11 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 渡辺政隆(同志社大学特別客員教授) |
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紹介
ダーウィンが『種の起源』の先に求めた、人間の心や文化の進化的起源。この進化生物学最大の難問を解く鍵は動物の模倣行動にあった。
ヒト以外の動物にも文化はある。だが宇宙ステーションを造ったのは人間だけ。ヒトの何が決定的に他の動物と違うのか。鍵は技術や知識の累積。魚を使う巧みな実験や、世界中の研究者による社会的学習戦略トーナメントで模倣行動の進化を探り、ニッチ構築で知られる著者が研究人生を賭した「文化と人間性の共進化」をスリリングに描く。 【原著】Kevin N. Laland, Darwin’s Unfinished Symphony:How culture made the human mind (Princeton University Press, 2017)
目次
日本語版への序文
はじめに
PARTⅠ 文化の基礎
第1章 ダーウィンの未完成交響曲
第2章 ありふれた模倣
第3章 なぜ他者をまねるのか
第4章 二種類のトゲウオ
第5章 創造性のはじまり
PARTⅡ 人間らしさの進化
第6章 知能の進化
第7章 忠実な伝達
第8章 なぜ私たちだけが言語を操るのか
第9章 遺伝子―文化共進化
第10章 文明の夜明け
第11章 協力行動の基盤
第12章 芸術
エピローグ 謎が解けても、人間文化のすばらしさは変わらない
注
訳者あとがき
引用文献・索引
上記内容は本書刊行時のものです。